L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

ONE PIECEのSS『ウタの休日』

みんなはじめまして。

 


私はウタ。17歳の高校3年生だよ。

 


今日は土曜日だから学校はない。

 


だけどいつも5時に起きているから同じ時間に起きた。

 


特に今日は予定がないので二度寝しようかと思ったけど目が冴えてしまったので起きることにした。

 


歯磨きやスキンケアなどの朝のルーティンをしていく。

 


朝ごはんを作っていると髪が赤色の人があくびをしながら起きてきた。

 


シャンクスだ。

 


シャンクスは仕事が忙しいらしく今日も会社に行くらしい。

 


ドタバタと用意をしてすぐに家を出た。

 


行ってらっしゃいのキスをせがんできたが「いやだ!!」と丁重にお断りした。

 


シャンクスはしょぼくれながら家を出て行ったがシャンクスとキスをするのは嫌。握手をするぐらいだったらいいけど。

 


私がキスをしたいと思うのはこの世で1人だけ。というかその人としかしたくない。

 


でもシャンクスのことが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。(親として)

 


私は家に1人になりため息をついた。

 


寂しいな。

 


さっきも言ったが今日はなにもすることがない。

 


友達はみんな予定があるらしいけど。

 


キスをしたいと思う人をスマホで家に誘おうと思ったけどなんとなくやめた。

 


彼は忙しい。

 


友達はもちろん知り合いもありえないほどいて、その人たちとの付き合いやバイト、留年しないために必死に勉強をして、しかも困っている人は放ってはおけず、いじめをされている人を助けたり、ボランティアのようなことも日常的にしている。

 


彼は「俺がやりたいからやってるだけだ!」と太陽のような笑顔で言っているけど、完全にヒーローだ。

 


もはやこの街で彼のことを知らない人はいないと言っても過言じゃない。

 


なので彼は暇ではないと思うので会いたい気持ちをグッと抑える。

 


やっぱり二度寝しようかな。

 


そう思ったとき

 


ピンポーン

 


と家のチャイムが鳴った。

 


宅配かな?

 


そう思いながらドアを開ける。

 


すると…

 

 

 

 

 

 

 


ウタ「ルフィ…!?」

 

 

 

 

 

 

 


彼がいた。

 


彼はモンキー・D・ルフィ。今は私より1歳年下の高校1年生。

 


先程ずっと考えてた人だ。

 


そして今絶賛片思い中である。

 


ウタ「ル…ルフィ…!どうしたのこんな早くから…!」

 


ルフィ「え。ウタに会…遊びたかったからな!」

 


ウタ「そ…そっか…!」

 


ルフィ「なんでそんなに驚いてんだ?」

 


ウタ「い、いや、なんでもない」

 


やばい!嬉しい!連絡もしてないのにルフィのほうから来てくれた!

 


ウタ「今日はなにか予定はなかったの?」

 


ルフィ「……おう。なにもないからウタの家にでも行こうかなって」

 


ウタ「そ、そう…」

 


想いが通じたのかなと思ったけどやっぱり違うよね。

 


暇だったから来たんだ…

 


ちょっぴり期待したけどルフィだからね。

 


それでも嬉しいけど。

 


ルフィ「そんなことより遊ぼうぜ!」

 


ウタ「うん。そうだね」

 


ルフィ「あっ!でも腹減った」

 


ウタ「朝ごはん食べなかったの?」

 


ルフィ「来る前に食べたけど腹減った」

 


……ルフィらしい…

 


ウタ「いいよ。私が作ってあげる」

 


ルフィ「やったー」

 


ウタ「ふふ」

 


来てくれたお礼も兼ねてシャンクスの3日分の食料を使い、たくさんの料理を作ってあげた。

 


ルフィ「うんめ〜〜!」

 


ウタ(///)

 


私が作った料理を好きな人が美味しいと言って食べてくれている。

 


これだけで今日は最高の1日だ。

 


でも私のルフィに対する好意がばれてしまってはいけないので平静を装う。

 


ルフィは恋愛とかには興味がないだろう。

 


なので好意がばれて今の関係が悪くなる、それどころか拒絶されたら………この先は考えたくない。

 


だから正直ほぼ諦めている…

 


ウタ「はあ…」

 


ルフィ「ん?どうしたウタ?」

 


やばい。ため息が…

 


ウタ「うんん。なんでも」

 


ルフィ「そうか?」

 


ウタ「それよりなにして遊ぶ?」

 


ルフィ「うーん、なにしよう」

 


ウタ「なんにも考えてなかったの?」

 


ルフィ「まあな」

 


ウタ「…はあ」

 


違うため息が出た。

 


ウタ「じゃあ———

 

 

 

 


_________________________________________

 

 

 

 


ウタ「あはははは!!」

 


ルフィ「くっそ〜〜」

 


ウタ「私の勝ちだね」

 


ルフィ「ずるいぞ!」

 


ウタ「出た!負け惜しみ〜」ニシシ

 


やっぱりルフィといっしょだと楽しいね!

 


ルフィ「…」

 


ルフィは時計を見た。

 


ウタ「どうしたの?」

 


ルフィ「いや。そろそろ帰ろうかなって」

 


ウタ「えっ!もう!?」

 


思わず本音が出た。

 


ルフィ「ああ。楽しかった」

 


……ルフィがそういうなら仕方ない。

 


私は渋々ルフィを見送る。

 


…やっぱり諦めきれない。ルフィと付き合うの。

 


ルフィと恋人になれたら、おそらく今よりいっしょにいられるし、デートもできるし、キ…キスだって…///

 


ルフィ「じゃあなウタ」

 


ウタ「うん…」

 


ルフィ「ル…ルフィ…!」

 


ウタ「ん?」

 


ハグぐらいだったら大丈夫だよね…

 


ウタ「ぎゅ…ぎゅってしたい…///あっ…してほしいの///」

 


ルフィ「いいぞ」

 


ぎゅっ

 


ルフィ「これでいいか?」

 


ウタ「う…うん…///」

 


また本音が出てしまったけど、ルフィは二つ返事ですぐに、しかもとても優しく抱きしめてくれた。

 


ルフィ「しししし!」

 


ウタ「えへへ///」

 


ルフィ「じゃあなウタ!」

 


ウタ「うん…またね」

 


パタン

 


ウタ「////」

 

 

 

 


スタスタ

 


ルフィ「…」

 


ルフィ「…」ドキドキ

 


おしまい