L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

ルウタ『私だって…ルフィのために…!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルフィ「」グッ…グッ…

 


ウタ「………」

 


ルフィは今日も鍛練をしていた。

 


場所は家。

 


ウタ「ねえルフィ」

 


ルフィ「ん?」ピタッ

 


ルフィを見ていたウタが話しかけた。

 


ウタ「私も筋トレやってみたい」

 


ルフィ「…おう。いいぞ」

 


ルフィ「なにやるか……」

 


ウタ「さすがにルフィがやってるのは無理だね……」

 


ルフィ「う〜ん……プランクやってみるか?」

 


ウタ「なにそれ!やってみる!」

 


ルフィ「こうゆうふうに、膝と足で支えて、体を板のようにするんだ」

 


ルフィは実際にやってみせた。

 


ルフィ「これをキープする」

 


ウタ「へぇ〜!」

 


ルフィ「何秒やる?30秒か、1分か…」

 


ウタ「2分!」

 


ルフィ「きついと思うぞ」

 


ウタ「頑張る!」

 


ルフィ「じゃあやってみるか」

 


ウタ「おー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルフィ「いくぞ〜…」

 


ウタ「……」

 


ルフィ「3、2、1!」

 


ウタ「フッ!」

 


ルフィの合図でウタはプランクの姿勢をとった。

 


ルフィ「お腹上げて」クイッ

 


ルフィ「お尻下げて」クイッ

 


ウタ「う〜…!……きつい…!」

 


ルフィ「あと1分半」

 


ルフィはスマホのタイマーを使って時間を計っている。

 


ウタ「うう〜〜…!」プルプル…

 


ルフィ「頑張れウタ!」

 


ウタ「にぃ〜〜!」プルプル…

 


ピピピピッ

 


ルフィ「おしまい!」

 


ウタ「ぐえ〜〜」バタッ

 


ルフィ「頑張ったなウタ!」

 


ウタ「へへへ……よしよしして……」

 


ルフィ「頑張ったな」ナデナデ…

 


ウタ「お腹死んだ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 


ウタ「次!」

 


回復が早かった。

 


ルフィ「じゃあ…スクワットやるか?」

 


ウタ「うん!」

 


その後ウタはプランクやスクワット以外にも、さまざまな筋トレを行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウタ「う〜〜……疲れた〜。もう動けない〜〜」

 


ルフィ「よく頑張ったな。でもなんでやろうと思ったんだ?」

 


ウタ「………ルフィ頑張ってるから……」

 


ウタ「私も……私だって……ルフィのために……」

 


ルフィ「…そっか」

 


ウタ「……ルフィは、なにしてもらったら嬉しい?」

 


ルフィ「ウタが側にいてくれるだけで十分だ」

 


ウタ「そうゆうと思った」

 


ルフィ「でもウタはそれ以外で何かしたいんだろ?」

 


ウタ「…うん……」

 


ルフィ「ありがとな」

 


ウタ「うんん…」

 


ルフィ「でも本当に思いつかねえ。側にいてくれるし、歌も歌ってくれるし、めしもうめぇし」

 


ウタ「……そっか…」

 


ルフィ「あ。でも前の鞄は嬉しかったな」

 


ウタ「!」

 


ウタ「そっか…!」

 


ルフィ「ししし…!」

 


ウタ「えへへ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ウタはソファの上に寝転んでいた。

 


ウタ「疲れた〜〜……」

 


ルフィ「マッサージしようか?」

 


ウタ「マッサージ…!?…お願い」

 


ルフィ「よし」

 


スッ…

 


ブウウウン……

 


ウタ「あ〜……気持ちぃ〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 


ウタ「うわー…!体が軽くなった!ありがとねルフィ」

 


ルフィ「おう」

 


ウタ「ルフィのマッサージ、よく効くね」

 


ルフィ「覇気マッサージだ」

 


ウタ「覇気マッサージ?」

 


ルフィ「流桜……まあ武装色の応用だな」

 


ウタ「へえ〜」

 


ウタ「他にもなにかできるの?」

 


ルフィ「ん〜…たとえば…」カアッ!

 


ルフィは全身を硬化した。

 


ルフィ「武装色でこれができるだろ?」

 


ウタ「うん」

 


ルフィは硬化を解除し、ウタの腕を掴んだ。

 


ズズズズズズ…

 


するとウタの体が、掴んだところからみるみるうちに黒くなった。

 


ウタ「うわ〜!私も黒くなった〜!」

 


ウタ「洗面所行こ!」

 


ウタはルフィに掴んでもらったまま、洗面所の鏡で見てみた。

 


ウタ「全身真っ黒け!服まで……。これだと全部ガードできるの?」

 


ルフィ「まあな。でも万が一があるかもしれねェから、別の方法にするけど」

 


ウタ「たとえば?」

 


ルフィ「普通におれが弾いたり、抱いて避けたり……」

 


ルフィ「あとは……腕を伸ばして、その腕でドームを作って、それを硬化したり」

 


ウタ「へ〜」

 


ウタ「他にも武装色でなにかできるの?」

 


ルフィ「ん〜……外行こうか」

 


ルフィとウタは外に出た。

 


ビッ…!…ビッ…!

 


ルフィは一瞬消え、また現れた。

 


するとルフィはバスケットボールほどの大きな石を持っていた。

 


ルフィ「ウタこれ壊せるか?」

 


ウタ「むりだよ」

 


ルフィ「壊せる」

 


ルフィはまたウタの腕を掴んだ。

 


ウタ「あっ…!さっきみたいに私を武装するわけ?」

 


しかし今度は、ウタの体は黒くならなかった。

 


ウタ「?」

 


ルフィ「パンチしてみろ」

 


体も黒くなってないのに、こんな大きな石を壊せるのか不安だった。

 


しかしルフィを疑う気は毛頭ないので、ウタは言われた通りにしてみた。

 


ウタ「たぁ!!」ブン!!

 


バカン!!

 


ウタ「すご〜い!壊れた〜!」キャッキャッ

 


ルフィ「フッ」

 


ウタ「なんで!?手も痛くない!」

 


ルフィ「ウタの拳の周りに見えない覇気の層があるんだ」

 


ウタ「うん」

 


ルフィ「でもウタの腕力じゃ壊しきれないから、さらに流桜も併せたんだ」

 


ウタ「へー」

 


ルフィ「ややこしいよな。でも覇気鍛えるといろんなことができるようになるんだ」

 


ウタ「……すごいね。力だけじゃなく、覇気も鍛えてるんだ……」

 


ルフィ「ああ。あと能力もな」

 


ウタ「自由と……空想」

 


ルフィ「読んで気づいたけど、本ってまさに空想の世界だからな。おれの思いつく力も上がるんだ」

 


ウタ「……なんか…ルフィのためにってやろうとしたら…またルフィのすごさ知っちゃった」

 


ルフィ「………」

 


ウタ「……………」

 


ぐぎゅるるるる…!

 


ウタ「!」

 


ウタ「……ふふっ…!お昼ごはん作ってくるね!」

 


ルフィ「ああ…!頼むな…!」

 


タッタッタッ

 


嬉しそうに家に入っていくウタを見て、ルフィは静かに微笑んだ。