誕生日の翌日。
ルフィはまたウタの家に向かっている途中でシャンクスに出会った。
ルフィ「……」ｽﾀｽﾀ
ルフィ「！」
シャンクス「……」
ルフィ（シャンクス……今日も元気なさそうだな………）
ルフィはシャンクスに近づいた。
ルフィ「お…お〜い…シャンク……ス！？」
シャンクス「」ｼｵｼｵ…
ルフィ（すんげぇ老けてる…………と言うより枯れてる？）
ルフィ「シャンクス！ちょっと待っててくれ！」ﾀﾀｯ
ルフィは近くにあった自動販売機で水を買った。
シャンクス「」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
シャンクス「ぷはっ…！」
ルフィ「大丈夫か？」
シャンクス「ああ…助かった…」
ルフィ「今日もハグしてもらえなかったのか？」
シャンクス「してくれた」
ルフィ「え…？…じゃあなんで枯れてたんだよ」
シャンクス「キスしてくれなかった…（泣）」
ルフィ「は…？」
シャンクス「いやハグしてくれるならキスもしてくれるだろ！？」
ルフィ「そうかな…」
シャンクス「そうだ！昔はウタのほうからしてくれたんだぞ！」
ルフィ（それはまだ小さかったからだろ…）
シャンクス「はあ………」
シャンクス「今日もか？」
ルフィ「え？」
シャンクス「今日も家に来るのか？」
ルフィ「え………うん……」
ルフィ（シャンクスにウタと付き合ったこと言ったほうがいいかな………）
ルフィ（こんなにウタのこと好きなんだ………「ウタは渡さん！！」とか言われそうだな……）
シャンクス「まあルフィが来たら喜ぶだろう……」
シャンクス「俺の分までウタと仲良くな………」
ルフィ「……」
シャンクス「ただし！」ｽﾞｲｯ
ルフィ「うお…！」
シャンクス「変なことはするんじゃないぞ…！まだ早い…！わかったな」
ルフィ「？？………は……はい…」
シャンクス「よし……じゃあなルフィ」ｽﾀｽﾀ…
シャンクス「ｳｩ……ｳﾀ………ﾑｶｼﾊ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…
ルフィ「？？」
シャンクスの言っていることはわからなかったが、ルフィは家に向かった。
ビシャ…ビシャ…
ルフィ（なんかウタの家に続く道だけ大雨でも降ったみたいだな……）
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ピンポーン
ズドドドドドドド！！
ルフィ（ん…！？足音か…！？）
ピタッ！
ルフィ「……………」
ガチャ！
ルフィ「ウタ」
ウタ「いらっしゃい///ダーリn…げふんげふん！ルフィ///」
ルフィ「お…おお…。あがっていいか…？」
ウタ「もちろんです///」
スタスタ……
ウタ「………///」
ルフィ（さっきおれのこと……）
ウタ「ｺﾎﾝ…///ルフィ、お腹空いてるんじゃない？」
ルフィ「ああ。空いてる」
ウタ「ジャーーン！」
ルフィ「おお！飯！」
ウタ「どうせルフィ、お腹空かせてると思ってもう作っておいたんだ！」
ルフィ（相変わらずすげえ量……作るの大変だろうな……）
ルフィ「ありがとなウタ！」
ウタ「うん！か……///彼女として…当然のことです///」
ルフィ「ししし！」
ルフィ（彼女か……！）
ガツガツガツガツ！…ごっくん…！
ルフィ「ご馳走さん！」
ウタ「……………………」
ルフィ「うまかった〜！」ｼｼｼ!
ウタ「ル…ルフィ///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ///
ルフィ「ん？」
ウタ「手……手繋ぎたいの……///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ///
ルフィ「え？」
ルフィ「手だけでいいのか？昨日キスしただろ？」
ウタ「いいの///」
ウタ「ルフィと手繋げるだけで私は幸せ///」
ルフィ（まあウタがそう言うならいいか…）
ルフィ「わかった。今からだな？」
ウタ「うん///お願いします///」
ルフィ（付き合ってするやつといえば…あれだな…）
ルフィ「じゃあ繋ぐぞ……」ｽｯ
ウタ「あっ…！ちょっと待って…」
ルフィ「？」
ウタ「ｽｩｰｰ……ﾌｩｰｰ……」
ウタ「…………いいよ、ルフィ」
ルフィ「おう」ｷﾞｭｯ
ウタ「！？！？！？！？」
ルフィ「にしし…！ウタの手、柔らかくてスベスベだな……」ﾆｺｯ…
ウタ「」ﾌﾟｼｭｩｩｩｩ…//////
ルフィ「ん？」
ウタ「」ﾎﾞﾝ!!!//////
ルフィ「ウタァ！？」
パシッ
ルフィ（危ねえ……）
ウタ「」
ルフィ（手…繋いだらまた気絶しちまった………）
ルフィ（寝かせるか……）
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ウタ「ﾝ………」
ルフィ「ん？」
ウタ「ﾙﾌｨ………ﾀﾞｲｽｷ……」
ルフィ（……かわいい…）
ウタ「ﾝ……ｳ……」ﾊﾟﾁｯ…
ルフィ「ウタ…！大丈夫か…！？」
ウタ「……ﾝ………ﾝ！？」
ウタ「うわ！」ﾊﾞｯ!
ルフィ「おお…！」
ルフィ（目覚ましたらすぐ飛び起きるな…！）
ルフィ「ウt…
ウタ「ル//ルルル、ルフィ！！///いきなり恋人繋ぎとか何考えてんの！？///普通手を繋ぐって言ったら握手でしょ！？///」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ///
ルフィ「ええ…！？」
ルフィ（付き合ったらああいう繋ぎ方するんじゃねえのか…？）
ルフィ「い…嫌だったか…？」
ウタ「と…！///とにかく謝りなさい！///」
ルフィ「ご…ごめんなさい…」
ウタ「うん…！///ちゃんと謝れてえらいね…！///」
ルフィ（また姉ちゃんぶってる……）
ウタ「……………………………………………」
ルフィ「あ……あの………ウタ……？」
ウタ「なによルフィ！大好き！」
ルフィ「え？」
ウタ「あっ…！///じゃない！ばかっ！///」
ルフィ「ししし……！おれも大好きだ…！」ﾆｺｯ…
ウタ「う…！/////ぐぅ……/////」ﾌﾟｼｭｩｩｩｩ…///
ルフィ「ごめんな……今度からは普通に繋ぐから……」
ウタ「べ…///」
ルフィ「？」
ウタ「別に嫌じゃなかった……///」
ルフィ「…！…そっか……よかった…！」
ウタ「…///」
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ルフィ「なんかしたいこととかあるか？」
ウタ「……………………………………」
ルフィ（これ家でするデートだろ………？）
ルフィ（ちょっと調べたけど……ゲームするとか、映画見るとか、一緒に料理……はさっき飯もらった…いちゃいちゃ……は無理そうだな…）
ウタ「……………………………」
ウタ「え…映画でも見ない…？」
ルフィ「……おー…いいな！」
ルフィ（やっぱ映画か！）
ウタ「じゃあ見よう…！」
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ウタ「じゃあDVD入れるね」
ルフィ「ああ」
ガサガサ……
ウタ「……///」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ…///
パチッ
ウタ「お…お隣いいですか…///」
ルフィ「ああ、いいぞ。座れよ」
ルフィ（わざわざ聞かなくてもいいのに…）
ウタ「失礼します…///」ｽｯ
ルフィ「どんな話だろうなぁ」
ルフィ（そんなところも可愛らしいな…）
〔「なあやめとこうぜ……こんなところで肝試しなんて……」〕
ウタ「……」
ルフィ「これ…ホラーじゃねえのか…？ウタ苦手だろ…？」
ウタ「だ…だだだ大丈夫だよ…！こんなの気絶後だよ…！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
ルフィ（朝飯前って言いたいのか……？震えてるじゃねえか……）
〔「帰ろうよ……！周りからラップ音もするし……！」〕
ウタ「ッ…………！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…
〔「なにも起きなかったなー」〕
ウタ「………………ｴｯ……？」
ルフィ「終わったのか？」
ウタ「…………」ﾎｯ…
〔「オ゛オ゛オ゛オ゛！」〕
ルフィ（うわっ…！）
〔「ギャァーーーーー！！」〕
ウタ「いやァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛！！！！」
ルフィ「ッ……！」ｷｰﾝ!
ウタ「ルフィィィィ！！こわいぃぃぃ！！（泣）」ﾀﾞｷｯ
ルフィ「ウタ…！大丈夫だ…！」ｷﾞｭｯ…
ルフィ（耳が……）
ウタ「うぇぇぇん…（泣）」ｸﾞｽｸﾞｽ…
ルフィ「大丈夫だぞウタ…！映画終わったし、おれがいる…！守ってやるからな…！」ﾖｼﾖｼ…
ウタ「ｸﾞｽｯ……うん……」
ウタ「ｽﾝ………ｽﾝ……」
ルフィ「落ち着いたか…？」
ウタ「うん……ｸﾞｽｯ…ありがとうルフィ…」
ルフィ「ああ…」
ルフィ（ウタの体、柔らかくてあったかいな……）ｷﾞｭｯ…
ウタ「ふふっ…///」
ウタ「ね…ねえルフィ///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ…///
ルフィ「ん…？」
ウタ「……あ…あたま…………ﾅﾃﾞﾃﾎｼｲﾅ…（小声）」ﾄﾞｷﾄﾞｷ…///
ルフィ「おう…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…
ルフィ（か……かわいい……）
ウタ「えへへ…///」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ…///
ルフィ（デートっぽいな…）ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…
ウタ「…///」ｷﾞｭｯ…
ルフィ「……」ﾆｺｯ…
ルフィ「……」ｷﾞｭｯ…
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ルフィ「じゃあ帰るな、ウタ」
ウタ「うん……」
ルフィ（元気ねえな……）
ウタ「……………」
ルフィ「…………」
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ウタ「ル…ルフィ…！」
ルフィ「ん？」
ウタ「ぎゅ…ぎゅってしたい…///あっ…してほしいの///」
ルフィ「いいぞ」
ぎゅっ
ウタ「えへへ///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルフィ「………」
ルフィ「ウタ」ｽｯ
ウタ「？」
ぎゅっ…！
ウタ「！？///」
ルフィ「……」ｷﾞｭｳ…
ウタ「ル…ルフィ…///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ…///
ぱっ…
ルフィ「ししし！じゃあな！」
ガチャ…パタン…
ウタ「/////」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ…///
ルフィ（ウタ嬉しそうだったな……！）
ルフィ（これから、帰るときはハグするか…）
ルフィ「しししし！」ﾆｶｯ
おしまい♪
