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様々な知識や小説、日記を投稿します。

小説『ウタの誕生日』

 

 

 


今日、10月の1日は私の18歳の誕生日。

 


運良く休日だったが、相変わらずシャンクスは仕事があるらしく帰ってくるのは明日。

 


一応昨日の夜にお祝いはしてくれた。

 

 

 

 


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シャンクス「うぅ…ヒック…」

 


ウタ「ちょっとシャンクス…飲み過ぎ…」

 


シャンクス「いいだろう…愛する娘の誕…ヒック…なんだ…」

 


ウタ「もう…」

 


シャンクス「zzz…」

 


ウタ「え?寝たの?」

 


シャンクス「んぅ?………ウターーー!」バッ!

 


ウタ「キャァーーー!」

 


ドゴォ!!!

 


シャンクス「」チーン

 

 

 

 


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まあこんな感じでシャンクスが酔っ払って抱きついてこようとしたのでお腹に右ストレートをかましてやった。

 


せっかくのお祝いが台無しだよ。

 


私もう来年は大学生なんだからちょっと考えてほしいよね。

 


家を出る前にいつもはいってらっしゃいのキス(ほっぺに)をせがんでくるのに今日はいってらっしゃいのハグをせがんできた。(なんで?)

 


なので丁重に「無理!」とお断りした。

 


シャンクスはどんよりしながら会社に向かったが、キスはもちろんハグも握手も嫌!

 


でもおしゃべりくらいならしてあげる。

 


娘とスキンシップしたいのはわかるけど、そもそもいってらっしゃいのキスとかは恋人とか夫婦でするものでしょ?

 


それを年頃の娘としようとするのはさすがに気持ち悪い。

 


ていうかシャンクスって結婚しないのかなあ。

 


そしたらお母さんが出来るのに。

 


そんなわけで誕生日なのに今は家で1人…

 


ファンからたくさんのお祝いのメッセージをもらえてるけどなあ…

 


やっぱりそばで祝ってもらいたいよ…

 


ウタ「ルフィ…」

 


ピンポーン!

 


ウタ「!」ピョコン!

 


も…もしかして…!

 


ウタ「」ダッ!

 


ガチャ

 


ルフィ「よう!」

 


ウタ「ルフィ!」

 


ルフィ「あがっていいか?」

 


ウタ「もちろん!入って!」

 


やばい!会いたいと思ったら来てくれた!

 


もうこれは私とルフィ、見えない何かで繋がってるんじゃないかな!

 


ルフィ「ウタ〜!誕生日おめでとう〜!」

 


ウタ「ありがと〜!嬉しいよぉ〜!」

 


本当に嬉しい!

 


1人で寂しかったところへ、好きな人が家にきて祝ってくれる!しかも…

 


ウタ「ルフィ…!それは何?」

 


ルフィの手には紙袋があった。

 


ルフィ「これはパンケーキだ!買ってきた!」

 


ウタ「パンケーキ!?嬉しいよ!ありがとうルフィ!」

 


ルフィ「しししし!」

 


ガサッ

 


ウタ「ああ!これ新時代のパンケーキ!?行きたかったお店じゃん!」

 


ルフィ「前に言ってたからな!」

 


ウタ「ルフィ…(///)」

 


もう♡

 


覚えてくれてるなんて…もっと好きになっちゃうじゃん♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………より辛くなる……

 


はあ……なんかの奇跡で両思いになったりしないかな…

 


まあそんなことあるわけないよね…

 


ルフィ「ウタ?」

 


ウタ「…ハッ…ありがとね、ルフィ」

 


ルフィ「ああ!」

 


ウタ「おやつの時間に食べるね」

 


ルフィ「わかった」

 


ぐう〜〜〜〜〜!!!

 


ウタ「…」

 


ルフィ「…」

 


スピーカーから出たかと思った。

 


ウタ「何食べたの…?」

 


ルフィ「え〜っと…おにぎりに肉、鍋、あっ…キムチのな。それとピザにカツ丼に…なんかの魚と肉と…プリン!ああ…ここに来る前コンビニで肉まん5個食った!」

 


聞いてるだけで吐きそう…

 


ウタ「また…作ろうか?」

 


ルフィ「すまねえな!誕生日なのに!」

 


ウタ「うんん!全然!」

 


むしろ大歓迎。ルフィの笑顔が見れるなら。

 


食べすぎてて心配になるけど…

 

 

 

 


ルフィ「うめーーー!」

 


ウタ「ふふっ」

 


パンケーキも嬉しいけどルフィが喜んでくれてる顔を見るのが1番嬉しい。

 


最高の誕生日プレゼントだね。

 


ルフィ「」ばくばくばくばく

 


酔っ払って抱きついてこようとした変態の食料を使って15人前作ってあげたけどみるみるうちに消えていく。

 


ルフィの胃にはブラックホールでもあるのだろうか…

 


ルフィ「ほんとにウタの飯は最高だな!いい奥さんになれるぞ!」

 


ウタ「」ドッキン!

 


え…

 


ウタ「え…?」

 


い…いま…なんて…

 


——いい奥さんになれるぞ!

 


ウタ「///」ドキドキドキドキ

 


ル…ルフィが…聞き間違いじゃないよね…///

 


ル…ルフィに…///いい奥さんになれるって…///

 


ウタ「///」カアアア///

 


やばいやばいやばいやばい!///

 


どどどど、どうしよう!///

 


か…顔赤くなってないかな…!?///

 


ルフィ「どうしたウタ…!顔が赤いぞ…熱か…?」スッ

 


ひぃ〜〜〜〜!///

 


ルフィがおでこ触ってきた〜〜!!/////

 


ウタ「だ!大丈夫!問題ない!その……そう!さっき大量のトマト食べたから!じ、実は私トマト食べると一時的に顔が赤くなるのよ!あ…あははは…!」

 


ルフィ「へー」

 


うん!完璧に誤魔化せたね!さすが私!

 


……そ…それにしてもさっきは驚いたな…///

 


ルフィの口からあんな言葉が出るなんて…///

 


ル…ルフィって私のこと…そんなふうに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


見てるわけないよね。

 


勘違いしたらダメ。

 


ルフィはそういうのに興味ないんだから。

 


さっきのはただ思ったことを言っただけで、私のことを恋愛対象として見ているわけではない。

 


変な気を起こしたらダメよ。

 


私は…今の関係で十分…満足…してる…

 


ルフィ「ぷあー!食った食った!うまかった!ご馳走さん!」

 


ウタ「はい。お粗末さま」

 


ルフィ「また作ってもらってもいいか?ウタの飯、1番美味えからよ!」

 


ウタ「(///)うん!いつでも作ってあげる!」

 


ルフィ「ありがとな!ウタ!」シシシ!

 


ウタ「どういたしまして」

 


ほらね。これだけで私は幸せ。

 


これ以上を求めて逆に悪くなるならこのままでいい。

 


ルフィ「あっ!そうだ忘れてた!」

 


ウタ「?」

 


ルフィ「誕生日プレゼント!」

 


ウタ「えっ?さっきのパンケーキじゃないの?」

 


ルフィ「あれは違えよ。ケーキの代わりだ。パンケーキのほうがいいと思って」

 


ウタ「そ…そうなんだ…」

 


ええ…!そんなにもらっちゃって大丈夫なの…?

 


なんか申し訳なくなっちゃう…

 


ルフィ「よし!これがプレゼントだ!って渡したいところだけど…どんなに考えてもいいやつが思い浮かばなかったんだ…」

 


ウタ「え?」

 


ルフィ「配信の機械?とか、歌に関係あるものとか、色々考えたんだけど…俺バカだからどれがいいかわからなくてよ…」

 


そんなに考えてくれたんだ…

 


ルフィ「だから俺なんでもする!それが誕生日プレゼントだ!」

 


ウタ「え?」

 


ルフィ「俺に出来ることだったらなんでもしてやる!もちろん欲しいものがあるなら言ってくれ!買うから!」

 


ウタ「な…なんでもいいの…?」

 


ルフィ「ああ!あ…でも高すぎるのはできれば…まあ…いいけど、今すぐに買うのは無理かな…10万くらいしかもってねえ…渡せるのが遅くなっちまう」

 


ウタ「…」

 


な…なんでも…か…

 


ウタ「」ゴクリ…

 


い…言うだけ…言ってみる…?

 


ウタ「あ…あのさ…///」

 


ルフィ「ん?」

 


ウタ「な…なんでも…いいんだよね…?///」

 


ルフィ「おう!どんとこい!」

 


ウタ「……じゃ…じゃあ…誕生日プレゼント…///」

 


ルフィ「おう」

 


ウタ「私と…付き合ってくれない…?///」

 


ルフィ「えっ」

 


きゃあーーーー!!//////

 


いっ…言っちゃった〜〜〜!!///

 


ウタ「ご…!ごめん!///やっぱり無し!///冗談!ごめんね…!変なこと言っちゃって!///そうだね!やっぱり配信の機材買ってもらおうかな!///」

 


ウタ「あっ!でも大金使わしちゃうのは嫌かな!そうだね!…お花!お花でいいよ!///」

 


ルフィ「…」

 


ウタ「で…!でも気持ちだけで十分だよ!パンケーキもくれたし!ルフィの笑顔も見れ…パンケーキくれたから!///大丈夫!それで!///」

 


ルフィ「…」

 


ウタ「ル…ルフィ…?///」

 


ルフィ「付き合うのがプレゼントか?」

 


ウタ「え!///そ…それは忘れて!///冗談!からかったんだよ!///わ…私はルフィのことそんなふうに——

 


ルフィ「いいぞ」

 


ウタ「え」

 


ルフィ「俺と付き合うんだよな。いいぞ。付き合おう」

 


ウタ「え…///え…///」ドキドキ

 


ルフィ「それがプレゼントでいいか?」

 


ウタ「え…///いいの…?///」ドキドキ

 


ルフィ「ああ」

 


ウタ「//////」ボシュウ…

 


ルフィ「ウタ…俺のことどう思ってる…好きか?」

 


ウタ「え…///あ…///あの…///」ドキドキ

 


ルフィ「…」ジー

 


ウタ「す…好きです…///」ドキンドキン

 


ルフィ「俺もだ」

 


ウタ「え!///」ボン!///

 


ルフィ「ずっと前からウタのことが好きだった」

 


ウタ「あ…///…わ…私も…前からルフィのことが好きで…///でも…今の関係が悪くなると思って…」

 


ルフィ「俺もそう思ってた」

 


ウタ「え…」

 


ルフィ「ウタは別に俺のことを男として見てないと思ってた。だから好きだと言っちまったらもうウタと一緒にいられないと思ってたんだ…」

 


ルフィ「ごめんな…臆病で…」

 


ウタ「そ…そんなこと…」

 


ルフィ「後からで卑怯だけど…ウタ。俺はお前のことが好きだ。俺と付き合ってくれねえか」

 


ウタ「あっ…///は…はい///よろしくお願いします…//////」

 


ルフィ「ああ!よろしくな!」ニシシ!

 


ま…まさかルフィと両思いだったなんて…///

 


誕生日に大好きな人とお付き合いすることになった…///

 


最高の誕生日プレゼント…///

 


私はこの日を絶対に忘れない…///

 


そ…そうだ…お付き合いしたんだったら…///

 


ウタ「ル…ルフィ…///」ドキドキ

 


ルフィ「ん?」

 


ウタ「あ…あの…///キス…///して欲しい…///」ドキドキ

 


ルフィ「…ああ」

 


私は世界一の幸せ者だ…///

 

 

 

 

 

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