L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

SS『帰ってこない』

 

 

 

 

 

ピンポーン

 


ウタ「…はーい」ガチャ

 


ナミ「こんにちはウタ」

 


ウタ「みんな〜!」

 


ロビン「あがっていいかしら?」

 


ウタ「もちろん!あがってあがって〜」

 


ナミ「おじゃましまーす」

 

 

 

 

 

 

 


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ナミ「ではさっそく…せーの!」

 


「「「「ウタ(ちゃん)お誕生日おめでとう〜!!」」」」

 


ウタ「みんなありがとう〜!」

 


ナミ「プレゼント持ってきたわよ!」

 


ロビン「私も」

 


サンジ「俺もだぜ!」

 


ウソップ「俺もプリンセスウタにプレゼント持ってきた!」

 


チョッパー「おれも〜!」

 


ブルック「私もです!」

 


ウタ「うわ〜ありがとう〜!開けてもいい?」

 


ロビン「もちろんよ」

 


ウタ「えーっと…うわ!かわいい服!それに…あっ!欲しかった音楽雑誌!」

 


サンジ「俺はこれだ」スッ

 


ウタ「綺麗なお花!」

 


チョッパー「ウタ〜これ!」

 


ウタ「きゃー!ぬいぐるみ!」

 


ウソップ「俺からは…」

 


ウタ「わあ!食器!ちょうどさっき割っちゃったんだよね!」

 


ウソップ「そうなのか!食器にしてよかった!しかし珍しいな」

 


ウタ「ちょっとぼーっとしちゃってて…」

 


ナミ「ところで…ルフィは?どこか出かけてるの?」

 


ウタ「あっ…うん…そうなの…」シュン…

 


ブルック「ウタさん?」

 


チョッパー「どこに行ってるんだ?」

 


ウタ「…わからない」

 


ナミ「場所聞いてないの?」

 


ウタ「うん…」

 


ブルック「変ですねえ…ルフィさんがウタさんにどこに行くか言わずに出かけるなんて…」

 


ロビン「いつもは教えてくれるわよね?」

 


ウタ「うん…」

 


ナミ「何時に出かけたの?」

 


ウタ「…4日前」

 


「「「ええっ!?!?」」」

 


ナミ「4日前!?どう言うこと!?」

 


ウタ「で…でもそれくらいは帰ってこないって言ってたよ!」

 


ウソップ「おかしくねえか!?ルフィがウタをそんなに長いことひとりにするなんて!しかも今日ウタの誕生日だろ!?」

 


ウタ「…」

 


ナミ「一体どこ行って何してんのよ…」

 


サンジ「まさかあの野郎…浮気…!」

 


ウタ「しないよ!ルフィはそんなこと!」

 


サンジ「そ…そうだよな…ごめんウタちゃん…」

 


ウタ「…」

 


ナミ「ウタ…」

 


ガチャ

 


チョッパー「ん?」

 


ただいまー

 


ウタ「ルフィ!?」ピョコン!

 


ダッ

 


ウタ「ルフィ!」

 


ルフィ「おう!ウタ!…ハァッ…ただいま!」

 


ウタ「ルフィ〜〜!」ギュッ

 


ルフィ「ごめんなウタ。ずっとひとりにして…」

 


ウタ「ううん…!大丈夫だよ…!」ギュー

 


ルフィ「ごめん…!」ギュー

 


チョッパー「ルフィ!」

 


ルフィ「お前らきてたのか」

 


ナミ「あんたどこ行ってたのよ!」

 


サンジ「ウタちゃんひとりにしやがって…!」

 


ウソップ「どこ行ってたんだルフィ?」

 


ブルック「その袋はなんですか?」

 


ルフィ「まあまあ。…ウタ!」

 


ウタ「?」

 


ルフィ「お腹空いてないか?」

 


ウタ「…そうだね…あんまり食べてなかったから…お腹空いたな…!」

 


ルフィ「…ごめんな…俺のせいで…」

 


ウタ「あっ…ち…違うの…!ルフィのせいじゃ…」

 


ルフィ「俺がおやつ作ってやる!」

 


ウタ「え?」

 


ルフィ「ちょっと待ってろ」

 

 

 

 

 

 

 


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ウソップ「おい…ルフィがなんか作るのか?」

 


ロビン「楽しみね」

 


ナミ「うーん…なんか…」

 


カチャカチャカチャ

 


ウタ「…」

 


チョッパー「ルフィができるのって肉焼くことだけじゃねえのか?」

 


ブルック「前にカレー作ってましたよ」

 


ナミ「思い出したくないわ…」

 


ジュー!

 


ロビン「あらいい匂い」

 


ナミ「ほんとだ…甘いわね…スイーツ?」

 


ウソップ「ルフィがスイーツ〜?」

 


よし!

 


ルフィ「ウタ〜!出来たぞー!」

 


コトッ

 


ウタ「うわぁ…!これ…パンケーキ…!」

 


ルフィ「ああ!」

 


ウタ「しかもホイップましましじゃん!」

 


ウソップ「すげえ…」

 


ナミ「なに…あのきれいな焼き色…」

 


チョッパー「うまそー!」

 


サンジ「すごいな…」

 


ウタ「これ…私のために…?」

 


ルフィ「そうだ!俺からの誕生日プレゼント!」

 


ウタ「嬉しい…!いただきます!」

 


ルフィ「どうぞ」

 


ウタ「うわ!ふわっふわ…!」

 


パク

 


ウタ「!!!」

 


ウタ「ん〜♡」

 


ルフィ「どうだ?」

 


ウタ「すっごくおいしい!私が今まで食べてきた中で一番!」

 


ルフィ「そ…そっか!よかった!」パアアア!

 


ウタ「うん!」

 


ルフィ「食べたくなったら言ってくれ!いつでも作ってやる!」

 


ウタ「ありがとう、ルフィ…!最高の誕生日プレゼントだよ…!」

 


ルフィ「しししし!よかっ…た…」ドサッ

 


ウタ「ルフィ!?」

 


ルフィ「zzz…」

 


ウタ「ルフィ…」

 


サンジ「ん?まてよ…」クンクン

 


ウソップ「サンジ?」

 


サンジ「……ルフィの手に材料の匂いが染み付いてる…こいつ、おそらく寝る間も惜しんで練習したんだ…」

 


ウタ「ルフィ…!」

 


ルフィ「zzz…」

 


ウタ「ルフィ…ありがとう」

 

 

 

おしまい