L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

『ウタの結婚』

 

 

 

 

 

私は1ヶ月前、サニー号の船首でルフィに告白した。

 


そしたらルフィは受け入れてくれて「ずっと一緒にいよう」って言ってくれた。

 


そして今日は私の人生の新たな門出。

 


大好きだったルフィとの結婚式。

 


これからルフィと2人で暮らしていけるんだ。

 


ルフィとウタの親族であるガープ、サボ、ドラゴン、赤髪海賊団、ダダン一家、そしてマキノ、村長、仲間の麦わらの一味は席に座り、新郎であるルフィは結婚式の祭壇で新婦のウタを待っていた。

 


サボ「ルフィー!かっこいいぞー!」

 


ルフィ「そっかー?」

 


ウソップ「ヒュー!ヒュー!」

 


チョッパー「わぁぁぁ!」キラキラ

 


ナミ「ルフィ、タキシード似合うわね…」

 


ロビン「ええ。」ウフフ

 


ゾロ「あいつが結婚とはな…」

 


サンジ「うらやましい!」

 


ダダン「ルフィ…!」ダバー

 


ジンベエ「わっはっは!」

 


ブルック「さすがルフィさんですね!」

 


ベックマン「あいつも大人になったもんだ…」

 


マキノ「ほんとですね…」

 

 

 

 

 

 

 


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司会者「では皆様、お待たせいたしました。ここに新婦が登場いたします!大きな拍手でお迎えください!」

 


パチパチパチパチパチパチ!

 


シャンクス「ヒグッ…うぅ…」ポロポロ

 


ゴードン「うあああ…」ポロポロ

 


ウタ「ふたりとも泣きすぎだって…!しっかりしてよー」

 


シャンクス「だってなぁ…ウタ…!あんなに小さかったのがぁ…」ポロポロ

 


ゴードン「うううぁ…」ポロポロ

 


ベックマン「どっちもひでぇ顔だな」グスッ

 


モンスター「ウキ!」ポロポロ

 


ホンゴウ「ついにウタが…」ポロポロ

 


ヤソップ「立派になったなぁ…(泣)」

 


ライム「…ズズッ」

 


ガブ「ウゥ…」ボロボロ

 


スネイク「…」ポロリ…

 


ルウ「ウグゥ…」ポロポロ

 


パンチ「ぁああ…」ポロポロ

 


ゾロ「あいつらみんな泣いてるな」

 


ジンベエ「そりゃそうじゃろう。赤ん坊の頃から大切に育ててきた娘が巣立っていこうとしておるんじゃ」

 


2人の父親にエスコートされた美しい花嫁はこの先の人生を共に歩む人の元に辿り着く。

 


ウタ「ルフィ…///」

 


ルフィ「ウタ…」

 


ゴードン「…ルフィ君…」ポロポロ

 


シャンクス「ウタを…」グスッ

 


ルフィ「ああ!大切にする!」

 

 

 

 

 

 

 


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牧師「新郎、モンキー・D・ルフィ。あなたはウタを妻とし、良き時も悪き時も、健やかなるときも病めるときも、喜びのときも悲しみのときも、富めるときも貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

 


ルフィ「誓う」

 


牧師「新婦、モンキー・D・ウタ。あなたはルフィを夫とし、良き時も悪き時も、健やかなるときも病めるときも、喜びのときも悲しみのときも、富めるときも貧しいときも、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

 


ウタ「はい。誓います」

 


牧師「では、指輪の交換を」

 


2人は向き合い、ルフィからウタヘ、ウタからルフィへお互いの薬指に指輪をはめた。

 


ウタ「///」

 


牧師「花嫁にキスを」

 


ルフィ「…」

 


ウタ「…///」ドキドキ♡

 


ウタはゆっくりと目を閉じた。

 


ちゅっ♡

 


ワァァァァァァァァ!!!パチパチパチパチ!

 


ゾロ「へへっ」

 


サボ「…」ニコニコ

 


チョッパー「わぁぁぁ!」

 


サンジ「ウタちゃんお幸せにー!」

 


フランキー「スーパー!」

 


マキノ「素敵…」

 


ナミ「ひゃぁぁぁ///」

 


ブルック「おめでとうございまーす!」

 


ガープ「ぶわっはっはっは!」

 


ロビン「ふふっ」

 


村長「ニコッ」

 


ジンベエ「ルフィ!ウタ!おめでとう!」

 


ウソップ「イェーイ!」パチパチ

 


シャンクス「うぅぅぅぅあ!(泣)」ポロポロ

 


ゴードン「うぅうぅううう!(泣)」ポロポロ

 


ベックマン「このふたりもう親友だな」

 


ルフィ「しししし!みんなありがとな!」

 


ウタ「///」

 

 

 

 

 

 

 


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ここからはパーティーが始まった。

 


サンジ、ルウ、マキノが作ったウェディングケーキや料理が出される。

 


ルフィ「うんめぇ〜!」

 


ウタ「美味しいね、ルフィ♡」

 


サボ「ルフィ」

 


ルフィ「あっ!サボ!じいちゃん!…と」

 


ドラゴン「…」

 


ガープ「お前の親父じゃ」

 


ルフィ「…」

 


ドラゴン「…」

 


サボ「ルフィ!ウタちゃん!結婚おめでとう!ウタちゃんのような可愛い妹ができて嬉しいよ。家族が増えるんだな。あの世でエースも喜んでる」

 


ルフィ「ありがとうサボ!」

 


ウタ「ありがとうございます!」

 


ガープ「さすがわしの孫じゃ!こんなべっぴんさんを嫁にもらうとは!」

 


ルフィ「ありがとうじいちゃん!」

 


ウタ「あ、ありがとうございます//」

 


ドラゴン「…」

 


ガープ「ほれ…なんか言わんかい」

 


ドラゴン「……ルフィ…すまなかった。これまで俺は、この不平等な世界を変えるため努力してきた。人々が、ルフィが生きる未来のために…しかしそのせいで今日まで会うことが出来ずに…ルフィに寂しい思いをさせてしまった。すまない」

 


ルフィ「ん〜…いいよ。謝ったからな。許す!」

 


ドラゴン「ルフィ…ありがとう」

 


ルフィ「ししし!」

 


ドラゴン「改めてルフィ、ウタ、結婚おめでとう」

 


ルフィ「おう!ありがとな父ちゃん!」

 


ウタ「ありがとうございます!」

 


ガープ「ぶわっはっはっはっは!」

 


サボ「はははは!」

 


「「「あはははははは!」」」

 

 

 

 

 

 

 


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ウタ「ルフィ…ちょっと行ってくるね」

 


ルフィ「おう!」

 


司会者「皆様、ここで新婦から家族へのメッセージがあります」

 


赤髪海賊団「!」

 


司会者「では新婦、お願いします」

 


ウタ「はい」

 


赤髪海賊団「ゴクッ…」

 


ウタ「ガブ。牙があって、体も大きいけど、心はとっても優しい。おばけや虫が苦手なところ、私と似てるよね。でも敵とは勇敢に戦ってた。私にいつも優しく接してくれてありがとね」

 


ガブ「グスッ…」

 


ウタ「スネイクは海のことすごくたくさん知ってていろんな島に連れてってくれた。いろんな面白いものや綺麗な景色をいっぱい見せてくれてありがとう」

 


スネイク「あぁぁ…」ポロポロ

 


ウタ「ホンゴウ。医者としてずっと私の体調管理をしてくれてありがとう。おかげで今日までずっと元気でいられています」

 


ホンゴウ「ウタ…」ポロ

 


ウタ「ライムが私が小さいときに、空を飛んで私に満天の星を見せてくれたこと…今でもずっと心に残っています」

 


ライム「うぅ…」ヒグッ

 


ウタ「モンスター。私とおままごとしたり、船を探検したり、お昼寝したり、たくさん遊んでくれてありがとう。言葉はわからないけど、心は通じ合ってたよ」

 


モンスター「キィ…」ポロポロ

 


ウタ「パンチ。モンスターと一緒に、楽器で私に演奏してくれたね。2人のおかげで私もっともっと音楽が好きになった。ありがとう」

 


パンチ「…」ポロポロ

 


ウタ「ルウ。いつも美味しい料理を作ってくれてありがとう。ルウがおやつに最初に作ってくれたホイップましましのパンケーキはずっと私の好きな食べ物です。初めて食べたときのあの感動は忘れません」

 


ルウ「ズビビビ」

 


ウタ「ヤソップ。狙撃だけじゃなく、その手先の器用さでたくさんの髪型を教えてくれてありがとう。私がいつもしている髪型もヤソップが教えてくれた。1番のお気に入りの髪型です」

 


ヤソップ「ウタぁ…」ポロ

 


ウタ「ベックマンは赤髪海賊団の年長者としていつもみんなを支えてた。私とお買い物したり、お花摘みをしたり、寝かしつけてくれたりして面倒見てくれた。シャンクスとケンカしたときも仲を取り持ってくれてありがとう。ベックマンの大人の姿にずっと憧れてたよ」

 


ベックマン「…」ポロ

 


ウタ「ゴードン。私に音楽のことたくさん教えてくれてありがとう。私がみんなに喜んでもらえる歌を作れるようになったのはゴードンのおかげだよ。12年も長い間育ててくれてありがとう。ゴードンから学んだことを活かして、これからも世界を幸せにする曲を作っていくね」

 


ゴードン「うわぁぁぁぁ…!」ポロポロポロ

 


ウタ「そして……シャンクス。…私を拾ってくれてありがとう。みんなと出会ったとき私は泣いてたよね…そのときシャンクスが歌ってくれた子守唄…あれは私が人生で初めて聞いた歌だった。あのときの歌で私は音楽が好きになったんだよ。シャンクスは子どもっぽくて不器用だけど、頼りになる私の大好きなお父さんだよ」

 


シャンクス「ウダァァァァァ…!!」ボロボロボロ

 


ウタ「みんな……19年前、宝箱から出てきた赤ん坊の私を拾って大切に育ててくれてありがとう。海賊で、女性もいなかったからすごく大変だったと思う。泣きじゃくったり、ワガママを言ってもみんなは文句も言わなかった。たくさん悩んで、失敗しても何の義理もない私をずっと育ててくれた。本当のお父さんとお母さんは海賊に襲われたけど、その後みんなと出会えて本当によかった…海賊なのに…お金を奪ったり、人を傷つけたりしない。みんな明るくて…楽しくて…自由で……とっても優しかった。本当に今までありがとう。みんなはいつまでも私の家族だよ…!」

 


赤髪海賊団「「「うわぁぁぁぁぁぁ……(泣)」」」

 


ゴードン「ウタぁ……グスッ」ポロポロ

 


シャンクス「ウタ…グスッ…こちらこそありがとう…俺たちのところに来てくれて…離れていても…お前は一生…俺たちの娘だ」ポロポロ

 


ウタ「シャンクス…」ポロリ…

 


ギュッ

 


シャンクス「結婚…おめでとう」

 


ウタ「ありがとう…!お父さん…!」ポロポロ

 

 

 

 

 

 

 


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チョッパー「この料理はなんて言うんだ?」

 


サンジ「『プレ・ロティ』だ」

 


ゾロ「めんどくせえ…『焼いた鶏』でいいだろ」

 


サンジ「けっ!」

 

 

 

ルフィ「あっそうだ!俺、歌歌いたかったんだ!」

 


ウタ「えっ!?ルフィ歌うの!?」

 


ルフィ「おう!えーっとそこの人!」

 


司会者「あっ、はい。え〜、皆様!これより新郎が新婦に向けて特別な歌を贈ります」

 


サンジ「なんだなんだ!?」

 


ブルック「ヨホ!ルフィさんが歌を!?」

 


ジンベエ「楽しみじゃのう!」

 


ヤソップ「まさか昔歌ってたアホの歌歌うんじゃねえだろうな」

 


ウソップ「なんだ親父、アホの歌って」

 


ウタ「大丈夫かな…」

 


ルフィ「大丈夫だ!俺一生懸命歌うから聞いてくれウタ。【始まりの宝石】」

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 


「果てない海を 見るたびに」

 


「新しい世界」

 


「旅立つこと 夢見た」

 


「本物の強さに触れて」 どんな理由があろうとおれは友達を傷つける奴は許さない!!

 


「誓いを強くした」

 


「あの海 東の海と 帽子の約束」

 


「あの頃 12年前と何も変わらない」

 


「高鳴る鼓動が 連れて行く」

 


「次のステージ」

 


「胸で輝いた宝石のカケラ 好奇心」

 


「今も光の矢を放って 未来へ続く」

 


「あの日 12年前あの場所 フーシャ村の港で 手にしていた」

 


「とてつもない冒険の種 シャンクスとの約束」

 


「始まりの宝石 2年前の船出」

 

 

 

「信じられるものひとつ」

 


「探し出すように」

 


「走り続けていたよ」

 


「そう夢中で追いかけた背中」

 


「なんども 見失しない」

 


「今もまだ 腕を伸ばすけど」

 


「無数のキズ跡 治る頃」

 


「強くなれる 大切なものを守れるって 信じてた」

 


「青空見上げ」

 


「胸で騒いでる 宝石のカケラ 憧れ」

 


「今も光の矢を放ち 夢を導く」

 


「あの場所 フーシャ村の港が あの ウタとの出会いこそが」

 


「折れないブレない気持ちのルーツ」

 


「始まりの宝石 新時代の誓い」

 

 

 

「そこにないものを 探しに来たのに」

 


「ないものなんてなかったと」

 


「思い出を そうさ地図にして」

 


「新しい宝石を探しに行こう」

 


「これからも出会うだろう」

 


「心動かされるもの」

 


「すべて いつか 思い出になる頃」

 


「最大キャラットの 光を放つ宝石 ウタ」

 


「胸で輝いた宝石のカケラ 愛」

 


「今も光の矢を放って 未来へ続く」

 


「あの日 1ヶ月前あの場所 サニー号の船首で 手にしていた」

 


「とてつもない冒険の種 新生活」

 


「始まりの宝石 ウタとの結婚」

 


♫〜♫〜♫

 

 

 

 


ワァァァァァァァ!!!

 


ウソップ「マジかよ…」

 


ゾロ「へぇ…!」

 


マキノ「あら〜」

 


パンチ「スゲーぞ!ルフィ!」

 


モンスター「ウキ!」

 


サボ「ルフィあんなに上手かったのか…!」

 


ガープ「ぶわっはっはっは!」

 


ロビン「まあ…」

 


ナミ「すご〜い!」

 


ダダン「ルフィ〜!(泣)」

 


ブルック「上手ですね〜!ルフィさん!」

 


ゴードン「ルフィ君もなかなかのものだな」

 


シャンクス「やるな!ルフィ!」

 


ウタ「///」ポー

 


ルフィ「にっしっし!ウタ!どうだった?」

 


ウタ「///」ポー

 


ルフィ「ウタ?」

 


ウタ「………ハッ!」

 


ルフィ「どうした?」

 


ウタ「…ルフィすごく上手だったね…」ドキドキ

 


ルフィ「しししし!」

 


ウタ「昔変な歌歌ってたのに…歌詞自分で考えたの?」

 


ルフィ「ああ!めっちゃくちゃ時間かかったけどウタとの結婚式で歌おうとすげえ頑張った!」

 


ウタ「歌詞もよかったし本当に上手だったよ…!もっと好きになっちゃった///」

 


ルフィ「ししし!この結婚式は俺の…俺とウタの新しい始まりだからな」

 


ウタ「ルフィ…♡」

 


強くて、明るくて、子どもっぽいところが可愛くて、でもとっても頼りになる、かっこよくて笑顔が眩しい太陽みたいな優しい人。

 


私ルフィを好きになって、想いが通じて、そして結婚できて本当によかった。

 


この人と一緒ならこの先の人生を楽しく生きていける。

 


ルフィ「ウタ…!俺はお前を1人にしない。絶対に幸せにしてみせる…!」

 


ウタ「///」

 


ルフィ「これからもよろしくな!」

 

 

 

おしまい。