L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

ルウタ『おれたちは何を見せられてんだ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めてみんなは、ルフィが強くなり続けようと努力するわけを垣間見た。

 


ウタ「……」ポロポロ…

 

 

 

 


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ルフィ「いくら強くなっても将来何が起こるかわからねえ」

 


ルフィ「だからおれは、強くなり続けなきゃいけねえんだ」

 

 

 

 


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ウタは、昔ルフィが言っていたことを思い出していた。

 


ルフィ「……」

 


チョッパー「うわぁぁぁん…!」ポロポロ

 


ブルック「ウゥ…」ポロポロ…

 


フランキー「うおおおん…!」ポロ…ポロ…

 


泣かせるつもりはなかったけど事実泣いてる。

 


ルフィはどうしようかと思った。

 


ルフィ「誰か…歌うか?」

 


一味「………」

 


せっかくカラオケに来たのに、みんな歌う気分ではなくなってしまっていた。

 


ルフィ「………」

 

 

 

 


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ウソップ「もういっそのこと、ずっとルフィが歌ってればいいんじゃねえか!?」

 

 

 

 


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数分前、ウソップもああ言っていたので、ルフィは誰かが「歌いたい」と言うまで歌うことにした。

 


ルフィ「……」ポチッ…

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 


一味「!」

 


ルフィ『限られた時の中で』

 


ルフィ『どれだけのコトが出来るのだろう...』

 


ルフィ『言葉にならないほどの想いを』

 


ルフィ『どれだけアナタに伝えられるだろう....』

 


ルフィ『ずっと閉じ込めてた』

 


ルフィ『胸の痛みを消してくれた』

 


ルフィ『今 私が笑えるのは』

 


ルフィ『一緒に泣いてくれたキミがいたから』

 


ルフィ『一人じゃないから』

 


ルフィ『キミ ウタが私を守るから』

 


ウタ「…!」

 


ルフィは歌いながらウタのほうを見た。

 


先ほど歌った「One day」の歌詞はまさにルフィのことを表していたと言える。

 


そのためウタは、今歌っている曲の歌詞もルフィを表しているんじゃないかと無意識のうちに思っていた。

 


しかし自分を見ながら言った歌詞はウタがルフィを守ってると言うもの。

 


ウタ「?」

 


ウタは疑問に思った。

 


ルフィ『強くなれる もう何も恐くないヨ....』

 


ルフィがもっとも嫌いなものの一つは、ひとりになること。

 


ルフィがウタを守るのは間違いないが、ウタはずっとルフィのそばにいてくれる。

 


ウタがいてくれるから、ルフィは孤独にならない。

 


だからルフィは強いままでいられる。

 


さらに、ウタを守る為にルフィは強くなり続けられる。

 


ルフィ『時がなだめてく』

 


ルフィ『痛みと共に 流れてく』

 


ルフィ『日の光がやさしく照らしてくれる』

 


♫〜♫〜♫

 


ルフィ『説明する言葉も』

 


ルフィ『ムリして笑うコトもしなくていいから』

 


ルフィ『you don't have to worry』

 


ルフィ『何かあるなら いつでも頼ってほしい』

 


ルフィ『疲れた時は 肩をかすから』

 


ルフィ『どんなに強がっても』

 


ルフィ『ため息くらいする時もある……』

 


ルフィ『孤独じゃ重い扉も』

 


ルフィ『共に立ち上がればまた動き始める』

 


ルフィ『一人じゃないから』

 


ルフィ『私がキミ ウタを守るから』

 


ウタ「…!」

 


ルフィ『あなた ウタの笑う顔が見たいと想うから』

 


ウタ「……うぅ…」ポロッ

 


ルフィ『時がなだめてく』

 


ルフィ『痛みと共に流れてく』

 


ルフィ『日の光がやさしく照らしてくれる』

 


ルフィ『時に人は傷付き、傷付けながら』

 


ルフィ『染まる色はそれぞれ違うケド』

 


ルフィ『自分だけのSTORY』

 


ルフィ『作りながら生きてくの』

 


ルフィ『だからずっと』

 


『ずっと』

 


ルフィは発声していないのに、なぜかエコーが聞こえてきた。

 


ルフィ『ずっと』

 


『ずっと』

 


ルフィ『あきらめないで....』

 


ルフィ『一人じゃないから』

 


ルフィ『私がキミ ウタを守るから』

 


ルフィ『あなた ウタの笑う顔が見たいと想うから』

 


ルフィ『時がなだめてく』

 


ルフィ『痛みと共に流れてく』

 


ルフィ『日の光がやさしく照らしてくれる』

 


♫〜♫〜♫

 

 

 

 


ウタ「うぅ〜…!ルフィ〜…!」ポロポロ

 


ブルック「これもいい曲ですねえ…!」ポロポロ

 


フランキー「うああああ…!」ダバダバ

 


ゾロ「泣きすぎだろ…」

 


フランキー「バカ!泣いてねぇよ!バカ!」ダバダバ

 


もはや、フランキーの涙で隣に座っているゾロの服が濡れそうだった。(ブルックはすでに自分の涙で濡れている)

 


ルフィ「……」ポチッ

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 


ルフィ『改札の前つなぐ手と手』

 


ルフィは目を閉じながら歌う。

 


ルフィ『いつものざわめき新しい風』

 


ルフィ『明るく見送るはずだったのに』

 


ルフィ『うまく笑えずに君を見ていた』

 


ルフィ『君が大人になってくその季節が』

 


ルフィ『悲しい歌で溢れないように』

 


ルフィ『最後に何か君に伝えたくて』

 


ルフィ『「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた』

 


♫〜♫〜♫

 


ルフィ『君の手を引くその役目が』

 


ルフィ『僕の使命だなんて そう思ってた』

 


ルフィ『だけど今わかったんだ 僕らならもう』

 


ルフィ『重ねた日々が ほら 導いてくれる』

 


ルフィ『君が大人になってくその時間が』

 


ルフィ『降り積もる間に僕も変わってく』

 


ルフィ『たとえばそこにこんな歌があれば』

 


ルフィ『ふたりはいつもどんな時もつながっていける』

 


♫〜♫〜♫

 


ルフィ『突然ふいに鳴り響くベルの音』

 


ルフィ『焦る僕 解ける手 離れてく君』

 


ルフィ『夢中で呼び止めて 抱き締めたんだ』

 


ルフィ『君がどこに行ったって僕の声で守るよ』

 


ウタ「!」

 


目を開けたルフィはまたウタのほうを見た。

 


ルフィ『君 ウタが僕の前に現れた日から』

 


——海賊なら…!出てけ!!

 


ルフィ『何もかもが違くみえたんだ』

 


——早く海賊になって……海へ出てえ…!

 


ルフィ『朝も光も涙も』

 

 

 

 


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ウタ「〜♪」

 


ルフィ「…!」

 

 

 

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ルフィ『歌う声も』

 


ルフィ『君 ウタが輝きをくれたんだ』

 


ウタ「……///」

 


ルフィ『抑えきれない思い 好きをこの声に乗せて』

 


ルフィ『遠く君の街へ届けよう』

 


ルフィ『たとえばそれがこんな歌だったら』

 


ルフィ『ぼくらは何処にいたとしてもつながっていける』

 


♫〜♫〜♫

 

 

 

 


ウタ「…///」

 


もちろんこの曲の歌詞は(いままでのも)ルフィが考えたものではないが、どこかルフィとウタを表すようなものがところどころにあった。

 


さらにその歌詞のときにルフィはウタを見ながら…と言うよりウタに向けて歌っていた。

 


そのためウタはドキドキしていた。

 


サンジ(ルフィがラブソングを……)

 


ブルック(さらに歌手であるウタさんに向けて歌で愛を伝えようとして……)

 


ロビン(ロマンチストねえ…♡)

 


ルフィ「……」ポチッ

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 


ウタ「…!」

 


今回は最初からルフィはウタのほうを見ていた。

 


ルフィ『明日、今日よりも好きになれる』

 


一味「!?」

 


ウタ「…!///」

 


ルフィ『溢れる想い 愛が止まらない』

 


ルフィ『今もこんなに好きでいるのに』

 


ウタ(す……好き…///)

 


ルフィ『言葉に出来ない』

 


ルフィ『君のくれた日々が積み重なり 過ぎ去った日々2人歩いた「軌跡」』

 


ルフィ『僕らの出逢いがもし偶然ならば? 運命ならば?』

 


ルフィ『君に巡り合えた それって「奇跡」』

 


ルフィ『2人寄り添って歩いて 永久の愛

ウソップ(愛!?)

を形にして』

 


ルフィ『いつまでも君の横で 笑っていたくて』

 


ルフィ『アリガトウや Ah 愛してるじゃまだ

フランキー(愛してる!?)

足りないけど』

 


ルフィ『せめて言わせて 「幸せです」と』

 


さっきのはまだしも、今歌ってるのは紛れもないなラブソングだった。ラブラブソングだった。

 


しかも歌詞全てがルフィとウタを表してる…のかはわからない。

 


一味はルフィの口からは出てこないであろう言葉が出てきて戸惑っていた。

 


傍から見れば完全にルフィがウタに対して愛を歌っていた。

 


ロビン「あらあら…♡」ウフフ♡

 


ルフィ『いつも』スッ…

 


ルフィはゆっくりと立ち上がった。

 


ルフィ『君の右の手の平を』

 


そしてウタに近づく。

 


ルフィ『ただ僕の左の手の平が』スッ…

 


そして左手を伸ばし、

 


ルフィ『そっと包んでくそれだけで』ギュッ…

 


ウタの右手を優しく握り、

 


ルフィ『ただ愛を感じていた』

 


優しい眼差しを向けた。

 


ウタ「ひゃぁぁぁ…///」ドキドキ

 


ルフィ『日々の中で』スタ…

 


ナミ「うわぁ…///」

 


ウタの手を離したルフィは反時計回りに回る。

 


ルフィ『小さな幸せ』スタ…

 


ロビン「あら…♡」

 


ルフィ『見つけ重ね』スタ…

 


チョッパー「……」ボウゼン…

 


ルフィ『ゆっくり歩いた「軌跡」』スタ…

 


ウソップ「……」アゼン…

 


ルフィ『僕らの』スタ…

 


ブルック「ヨホ♡」

 


ルフィ『出会いは』ビチャッ…

 


フランキー「……」アゼン…

 


ルフィ『大きな世界で』スタ…

 


ゾロ「……」

 


ルフィ『小さな出来事』スタ…

 


ジンベエ「……」アゼン

 


ルフィ『巡り合えた』スタ…

 


サンジ「」

 


ルフィ『それって「奇跡」』トサッ…

 


ルフィは元座っていたところに戻った。

 


ルフィ『うまく行かない日だって 2人で居れば晴れだって』

 


ウタ「///」ドキドキ///

 


そしてまたウタを見る。

 


ルフィ『強がりや寂しさも 忘れられるから』

 


ルフィ『僕は君でなら 僕で居れるから』

 


ルフィ『だからいつも そばにいてよ 「愛しい君へ」』

 


ウタ「/////」ドキンドキン///

 


ルフィ『2人フザけあった帰り道 それも大切な僕らの日々』

 


ルフィ『「想いよ届け!」と伝えた時に 初めて見せた表情の君』

 


ルフィ『少し間が空いて 君がうなずいて 僕らの心 満たされてく愛で』

 


ルフィ『ぼくらまだ旅の途中で またこれから先も何十年』

 


ルフィ『続いていけるような未来へ』

 


ルフィ『例えばほら 明日を見失いそうに 僕らなったとしても』

 


ルフィ『2人寄り添って歩いて 永久の愛を形にして』

 


ルフィ『いつまでも君の横で 笑っていたくて』ニコッ

 


ウタ「!」ドキン///

 


ルフィ『アリガトウや Ah 愛してるじゃまだ足りないけど』

 


ルフィ『せめて言わせて 「幸せです」と』シシシ…!

 


ルフィ『うまく行かない日だって 2人で居れば晴れだって』

 


ルフィ『喜びや悲しみも 全て分け合える』

 


ルフィ『君がいるから 生きていけるから』

 


ルフィ『だからいつも そばにいてよ 「愛しい君へ」』

 


ウタ「キャァァァ…///」ドキンドキン///

 


ナミ「…///」

 


ロビン「あらぁ…♡」

 


ルフィはウタに向けて歌っている。

 


だがウタの隣に座っているナミ、その隣に座るロビンも、自分たちのほうにルフィの体が向いているので、ウタに歌っていると分かっていても、ときめいていた。

 


ルフィ『最後の一秒まで』

 


ルフィ『明日、今日より笑顔になれる』

 


ルフィ『君がいるだけで そう思えるから』

 


ルフィ『何十年』

 


ルフィ『何百年』

 


ルフィ『何千年』

 


ルフィ『時を超えよう』

 


ルフィ「ウタを愛してる」

 


ウタ「……/////」プシュゥゥゥ…///

 


ブルック「ウワァァァァオ♡」

 


ナミ「うわぁぁぁ…///」

 


ロビン「素敵…♡」

 


ルフィ「!」キィーン!!

 


ウタ「」ボシュン///

 


ポスッ…

 


ウタはキャパオーバーして気絶してしまったが、ルフィが倒れそうになったところを優しく受け止めた。

 


ルフィ「そろそろ帰るな。またなみんな」

 


ガチャ……

 


パタン………

 


そしてウタをお姫様抱っこしてそのまま帰った。

 


一味「…………………………」

 


ナミ「……///」

 


ロビン「うふふ♡」

 


ブルック「アラ〜///」

 


ナミ、ロビン、ブルックはときめいており……

 


チョッパー「…………」

 


チョッパーは呆然としていて……

 


ウソップ「…………」

 


フランキー「…………」

 


ジンベエ「……」

 


ウソップ、フランキー、ジンベエは唖然としていて……

 


サンジ「」

 


サンジは灰になっていた。

 


ゾロ「俺も帰っていいか?」

 

 

 

 


めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ULTORA(ウルトラ)】