L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

ルフィとウタ『ひさしぶりだね。ルフィ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サニー号での航海中…

 


ウソップ「今日はのどかだな〜」

 


チョッパー「そうだな〜」

 


新世界とは思えないほど安定した気候だった。

 


そのため、ウソップとチョッパーはのんびりと釣りをしていた。

 


ウソップ「ルフィは?」

 


チョッパー「まだ寝てる」

 


ウソップ「そっか…珍しいな」

 


もう朝食の時間は過ぎている。

 


ルフィ以外はすでに食べ終えていた。

 


ウソップ「ふん……まあそんな日もあるか」

 


チョッパー「そうなのか…」

 


ウソップ「珍しく天気もいいしな」

 


チョッパー「そうだな」

 


2人はそんなふわふわした会話をしながら、のんびりと魚が釣れるのを待った。

 


しばらくすると…

 


ウソップ「ん?」

 


カチャッ…

 


ウソップ「なんだあれ…?」

 


チョッパー「どうしたんだウソップ?」

 


ウソップは海の上に何かを見つけ、望遠鏡を覗いた。

 


ウソップ「船…?」

 


それは小さい船で、こちらにだんだん近づいていた。

 


ウソップ「みんな〜!来てくれ〜!」

 


ぞろぞろ…

 


ブルック「どうしたんですか、ウソップさん」

 


フランキー「アウ!なんだウソップ!俺はスーパーな大砲造りで忙しんだ!」

 


サンジ「なんか釣れたのか?」

 


ウソップ「あれ!」

 


ウソップは見つけたものを指で指した。

 


ナミ「あれは…船?」

 


ナミは望遠鏡を見ながら言った。

 


フランキー「誰が乗ってんだ?」

 


ナミ「う〜ん……」

 


サンジ「!」

 


サンジ「レディの気配がする!」

 


フランキー「じゃあ女か?」

 


しばらくして、船はサニー号の隣に止まった。

 


一味「……!」

 


そして、その船に乗っていた女性はサニー号の甲板に降りた。

 


ゾロ「誰だ。お前は」

 


見知らぬ人物。

 


当然、一味は警戒する。

 


その女性はフードをかぶっており、顔が見えなかった。

 


なにより手にはナイフを持っていた。

 


???「モンキー・D・ルフィはいる?」

 


ジンベエ「ルフィになんのようじゃ」

 


???「首をもらいにきた」

 


一味「!」バッ

 


みんなは構えた。

 


ゾロ「お前賞金稼ぎか」チャキッ…

 


???「ふっ…」パサッ

 


女性はフードをとった。

 


一味「!」

 


まず目を引くのはその髪。

 


色が赤と白に分かれており、後頭部では輪っかが2つ。

 


ツインテールで、その先にも連続して2つ輪っかがあり、左目が髪で隠れていた。

 


さらにヘッドホンらしきものもつけており、とても整った容姿をしていた。

 


サンジ「び……」

 


サンジ「美人だ〜〜〜♡♡♡」

 


ブルック「ヨホ!パンツ見せてもらいたいですね!」

 


ナミ「やめなさい!ルフィの首狙ってんのよ!」

 


ガチャ…

 


一味「!」

 


ルフィ「ふわぁ〜…」

 


???「…!」

 


男部屋から、寝起きのルフィが出てきた。

 


ルフィ「あれ…みんな集まってなにしてん…だ……」

 


ルフィ「」

 


ルフィは謎の女性を見た瞬間固まった。

 


ウソップ「ルフィ!この女賞金稼ぎだ!ルフィを狙ってんだ!」

 


するとルフィは一味と女性の方へ歩き出した。

 


一味「…!」

 


そして女性も歩き出す。

 


一味はさらに警戒した。

 


ぽとっ…

 


一味「!?」

 


なんと女性はその手に持っていたナイフを手放した。

 


そして一味の横を通って、ルフィに向かって歩く。

 


ぎゅっ…

 


一味「!?!?!?」

 


そしてルフィと謎の女性は抱き合った。

 


サンジ「はぁーー!?」

 


ウソップ「え…?…は…?」

 


ロビン「どういうこと…?」

 


ふたりはしばらく抱き合ったままだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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???「ひさしぶりだね。ルフィ」

 


ルフィ「ああ…」

 


ナミ「ふたりは知り合いってこと…?」

 


ジンベエ「どうやらそのようじゃ…」

 


ルフィ「どうしてここに?」

 


???「ルフィ、そろそろ海賊王になると思って」

 


ルフィ「ふーん。そっか」

 


???「ねえ。これ覚えて……あれ?」

 


ルフィ「ん?」

 


女性は何かがないことに気づき、辺りを見回した。 

 


???「あ、あった」

 


そして後ろに落ちていたナイフを見つけ、拾ってルフィに近づいた。

 


一味「!」

 


???「これ!覚えてる?」

 


持っているナイフを見せる。

 


ルフィ「?」

 


ルフィ「なんだそれ?」

 


スッ…

 


女性はナイフをルフィに近づけた。

 


一味に緊張が走る。

 


???「ほら」

 


ぴとっ

 


女性はルフィを傷つけないようにナイフを左頬に当てた。

 


ルフィ「……?」

 


???「ルフィがここに刺したやつ」

 


ルフィ「ああ…!あのときのナイフか…!」

 


???「そう」

 


ルフィ「なんで持ってんだ?」

 


???「ん〜……お守り…かな?」

 


ルフィ「そっか」

 


???「もうあんなことしちゃだめだよ」

 


ルフィ「わかってる」

 


???「ほんとかな〜」

 


ブルック「あ…あの……」

 


ルフィ「ん?」

 


ブルック「ルフィさん…この方は…?」

 


ルフィ「ああ…!ウタだ」

 


サンジ「ウタちゃんって言うのか〜♡」

 


ルフィ「今日からウタも一緒に航海するからな!」

 


ウタ「よろしくね!」

 


一味「えーーーー!?」

 

 

 

 


おわり。