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様々な知識や小説、日記を投稿します。

ONE PIECE FILM RED『もしもルフィがゴードンに昔何があったのかを聞かされていたら』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッ……ザッ……

 


ルフィは森の中を歩いていた。

 


向かうのはウタのところ。

 


場所はわかる。

 


見聞色か……

 


勘か……

 


本能か……

 


それとも別の何かかはわからないが…ルフィはウタのいるところへ迷いなく真っ直ぐに歩いた。

 


ルフィ「…………」ザッ…ザッ…

 


ルフィは先ほど、ゴードンから聞いた。

 


昔…ウタとシャンクスに何があったのかを。

 


なぜ、離れ離れになったのかを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ルフィ「………」ピチャッ…ピチャッ…

 


ライブ会場が無くなっている。

 


そしてなぜか水の上を歩くことが出来る。

 


これも架空の世界だからか。

 


元ライブ会場の中央付近に来ると、水(のようなもの)の上に浮かんでいるウタがいた。

 


ウタ「なにしにきたの?何度戦っても私には勝てないよ」スクッ…

 


ルフィ「…聞いたぞ。全部」

 


ウタ「え?」クルッ

 


ウタがこちらを振り返った。

 


ルフィ「おっさんから…昔あったこと」

 


ウタ「…………」

 


ルフィ「全部聞いた」

 


ウタ「………………」

 


スタスタスタ……ギュッ…

 


ウタ「…!!」

 


ルフィ「辛かったな」ギュ…

 


ウタ「……ルフィ……」

 


ルフィ「本当は離れたくなかったんだろ?お前…シャンクスのこと大好きだったもんな」

 


ウタ「…………うん」ジワッ…

 


ルフィ「シャンクスたちもそうだ」

 


ウタ「えっ…?」

 


ルフィ「ウタがいなくなった日、シャンクスたちも辛そうにしてた」

 


ウタ「………」

 


ルフィ「だから戻れ。赤髪海賊団に」

 


ウタ「………でも…」

 


ルフィ「シャンクスたちと一緒にいたいんだろ。本心を言え」ギュッ

 


ウタ「!」

 


ルフィ「………」

 


ウタ「……………う…」

 


ウタ「………う…ん…」ポロポロ

 


ルフィ「ししし…!」

 


ルフィはウタから離れた。

 


ウタ「…グスッ……でも……」

 


ルフィ「ん?」

 


ウタ「どうやって戻るの……?」

 


ルフィ「シャンクスは来てくれる。お前を助けるために」

 


ウタ「………来て…くれるかな……」

 


ルフィ「ああ。娘のピンチなんだ。シャンクスは来る」

 

 

 

 

 

 

 


現実世界

 


ウタ「…………」

 


ウタは寝ているルフィの隣に座っていた。

 


ウタワールドでは、ルフィが「シャンクスは来る」と言っているが、やはりまだ信じられない。

 


12年経った今でも、自分のことを思ってくれているのか……

 


ウタ「…………」

 


ウタは顔を俯いていた。

 


すると……

 


「ウタ」

 


ウタ「!」

 


聞き馴染みのある声が聞こえてきた。

 


前を向くと、そこにはシャンクスと赤髪海賊団のみんながいた。

 


ウタ「シャンクス……!来てくれたの……!?」ジワッ

 


シャンクス「世界一の歌い手になったからな。迎えに来た」

 


ウタ「ウッ……」ポロポロ

 

 

 

 

 

 

 


ウタワールド

 


ウタ「………」ポロポロ

 


ルフィ「ウタ…!?どうした…!?…まさか…」

 


ウタ「シャンクスが………」ポロポロ

 


ルフィ「!」

 

 

 

 

 

 

 


現実世界

 


シャンクス「さあウタ。この薬を飲んで眠るんだ」スッ…

 


ウタ「……うん………」

 


ウタ「………あっ……待って…シャンクス…」

 


シャンクス「どうした?」

 


ウタ「私……みんなに謝りたいの………迷惑かけちゃったから………」

 


シャンクス「…そうか…わかった。ただし時間はかけるな。危ないと思ったらすぐに薬を飲ませる」

 


ウタ「うん……ありがとう…シャンクス」

 

 

 

 

 

 

 


現実世界

 


ルフィ「ほんとか!ウタ!シャンクス来てくれたのか!」

 


ウタ「うん…!」

 


ルフィ「そっか…!」

 


ウタ「薬も持ってきてくれた…」

 


ルフィ「!」

 


ルフィ「じゃあ…!ウタ助かるんだな!?」

 


ウタ「…うん」

 


ルフィ「よかった……」

 


ルフィ「しししし…!」

 


ウタ「でも…薬飲むのは…みんなに謝ってからにするね…」

 


ルフィ「…そうか」

 


ウタ「ルフィ……」

 


ルフィ「ん?」

 


ウタ「さっき……ひどいことして…ごめんね……」

 


ルフィ「しししし!気にしてねえよ!」

 


ウタ「…ありがとう……」

 


ルフィ「おれの仲間もみんな気にしてねえよ!」

 


ウタ「そ…そうかな……」

 


ルフィ「ああ!」ニカッ

 


ルフィ「……ん?」

 


ウタ「……どうしたの、ルフィ」

 


ルフィ「その左手の、もしかしておれが書いたやつか?」

 


ウタ「あっ…………」

 


ウタ「……う…うん……。そうだよ……」

 


ウタ「……ルフィ…覚えてくれてたの…?」

 


ルフィ「当たり前だろ!おれたちの"新時代"のマークだ!」

 


ウタ「…!!」

 


ルフィ「ししししし!」ニカッ

 


ウタ「…ルフィ……」ジワッ…

 


その後、ルフィとウタは、昔の思い出話に花を咲かせた。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう隠さない!魅せ肌美人へ KISO

ルウタ『最強ルフィとウタの1日』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6:00】

 


ウタ「ん……」パチッ…

 


朝……

 


私はだいたい日の出とともに起きる。

 


もぞもぞ…

 


ウタ「ルフィ……」

 


体を動かして横を見る。

 


するとルフィはいなかった。

 


先に起きたのかも知れない。

 


リビングに居るかな?

 


流石に何かあったわけじゃないと思うけど、夜一緒に寝たのにいなくなっていたら、少し不安になる。

 


ベッドから起きて、リビングに向かう。

 


リビングにはいなかった。

 


キッチン、洗面所、トイレにもいない。

 


不安だ。

 


じゃあ……外かな……。

 


ガチャ

 


ウタ「あっ…」

 


玄関のドアを開けると、少し離れた場所にルフィがいた。

 


ルフィ「おっ。ウタ。おはよう」

 


よかった。

 


まあ心配してなかったけど。

 


ウタ「おはよう。ルフィ」

 


ウタ「外で何してたの?」

 


ルフィ「いい天気だからな。ちょっと体動かしてた」

 


ウタ「そっか」

 


ルフィは寝起きいいから、朝から元気だね。

 


私たちの家の周りは平原で、すごく広々してるから、たくさん体を動かせる。

 


ルフィ「ごめんな。心配させて」

 


バレてる。

 


ルフィには敵わない。

 


ただでさえ生き物の感情に敏感なのに、最近は女心までわかっている。

 


〈たとえば勝負をすることになったら、普通大人になると手加減などをして相手を勝たせたりする。

 


〈しかしルフィは、ウタが手加減などで勝たせてもらうことを嫌うとわかっており、手加減しなかったり、そもそも自分が不利な勝負をしたり、引き分けに持ち込んだりする。

 


〈それもウタに気づかれないように。

 


〈だか、勝負に限らず日常のあらゆる場面でウタのことを気遣っているので、少なからずウタもそのことに気づいていた。

 


前なんか「ぎゅーってしてほしいなー」ってちょっと考えたら、してくれたからね。

 


〈そのときのウタの顔から湯気が出たのは言うまでもない。

 


ウタ「うんん。大丈夫。朝ごはん作るね」ニコッ

 


ルフィ「ああ。ありがとな」

 


〈今のルフィは簡単な料理なら難なく作れるので、ウタを手伝うこともできる。

 


〈だがウタの「ルフィにご飯を作ってあげたい!」という思いを知っているので、それを汲んで手伝うとは言わなかった。

 


手や顔を洗うために洗面所に向かう。

 


よし!

 


おいしい朝ごはん、たっくさん作るよ!

 


それにしても…

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


ルフィ「ウタ。おはよう」ニコッ

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


朝から眩しすぎた。

 


私の旦那さまかっこよすぎ。

 


ときめいたの顔に出ないようにポーカーフェイスしたけど、バレてないよね。

 


〈もちろんバレていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7:30】

 


〈外にいたルフィは家の中に入った。

 


〈料理は作ってもらうにしても、さすがに箸や飲み物の準備は手伝う。

 


ガチャ

 


ウタ「あれっ。ルフィ。呼ぼうと思ってたのに」

 


ルフィ「そろそろできると思って」

 


タイミングよすぎでしょ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7:40】

 


ルフィ「いただきます」

ウタ「いただきます!」

 


ルフィのためにたーくさん作った。

 


もちろんお肉!

 


私は正直、朝からこれは胃もたれしちゃいそうだけどね。

 


ルフィ「美味いぞウタ!」

 


ウタ「ふふっ…!ありがとう」

 


頑張ってよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8:00】

 


食べ終わった。

 


本当ならルフィは数分(もっと短いかも)で食べ終えちゃうんだけど、いつも私の食事スピードに合わせてくれている。

 


ルフィ「ごちそうさま」

ウタ「ごちそうさまでした!」

 


ルフィ「皿洗うか」

 


ウタ「うん」

 


ウタ「……」フキフキ…

 


洗った食器を、布巾で拭く。

 


洗剤で私の手が荒れないようにと、ルフィが洗ってくれている。

 


優しい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8:15】

 


食器を片付けた後、ルフィは筋トレを始めた。

 


家の中だからバタバタしないやつ。

 


なんでそんな鍛えるのかな…?

 


もう誰よりも強いはずだから、これ以上強くなっても仕方ないと思うけど……

 


やっぱり男の人は「ただただ強さを求める!」みたいな感じで、理由なんかなしに鍛えるのかなぁ……

 


ルフィ、戦いが好きなわけでもないし……

 


う〜〜ん……

 


でもひたむきに努力している姿はかっこいい。

 


じゃましないようにしよう。

 


私は別の部屋で、音楽雑誌でも読むことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【11:12】

 


そろそろお昼ごはんの準備しないと…

 


私はキッチンに向かう。

 


ルフィ「…」ピタァァァ…

 


あれ!?

 


ルフィずっとあのまま!?

 


1時間くらい前に飲み物を取りに行ったとき、左手の小指だけで逆立ちしたままでいたから「すごいなぁー」って思ったけど……

 


ルフィはそのときとまったく同じままだった。

 


つまり、少なくとも1時間以上あのままってこと?

 


すご。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【12:55】

 


ルフィと一緒にお昼ご飯も食べて、食器も片付けたら次は家事。

 


洗濯をしたり、掃除機をかけたり。

 


ルフィはお昼を食べた後も筋トレ。

 


頑張ってるルフィを見たら、私も頑張りたくなった。

 


ついでに雑巾掛けもしよう。

 


ルフィ「ウタ。おれもやるよ」

 


雑巾を水に濡らしていたら、筋トレしていたはずのルフィが声をかけてきた。

 


実は雑巾掛けもいい運動になるらしい。

 


ほんとかなぁ。

 


ルフィがさっきやってたやつに比べたらよゆーだと思うけど。

 


もちろん私もよゆー。

 


ダダダダダ…!

 


ルフィと並んで雑巾掛け。

 


これもまた、私のスピードに合わせてくれてる。

 


数分後…

 


ウタ「ハァ……ハァ……」

 


なめてた。

 


ほんとにいい運動になる。

 


家じゅうやるとさすがにきつい。

 


でもルフィと一緒にやると楽しいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【15:59】

 


汗だくになっちゃったから、今日は先にお風呂入っちゃおう。

 


ルフィは汗かいてないけど、ついでに入ってもらう。

 


シャワーを浴びて、着替えて、髪をタオルで拭きながらルフィを呼びに行くと、また筋トレしていた。

 


すごい体力…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【16:30】

 


お風呂上がりのストレッチ。

 


朝起きた後にするのも好きだけど、お風呂から出た後にするのも好き。

 


ルフィが手伝ってくれて、ペアストレッチになった。

 


スマホでやり方を調べながらやっていく。

 


ひとりでやるよりずっと楽しい!

 


ルフィと一緒だとなんでも楽しくなっちゃう。

 


そういえばルフィの体って"自由"だから、ストレッチとかの柔軟性を高めるトレーニングしなくていいんだよね。

 


ロビンさんの関節技もまったく効かないからね……

 


うらやましい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【19:10】

 


さすがにお風呂入った後は、筋トレしないみたい。

 


夜ごはんも食べて、今はルフィと仲良くテレビ。

 


ルフィにくっついてバライティ番組を観ている。

 


たまに手を握ったり、腕に抱きついたり、すりすりしたり……

 


ルフィも頭を撫でてくれる…

 


幸せ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【21:55】

 


そろそろ寝る時間。

 


今日という1日が始まった場所に向かう。

 


ウタ「ふわ〜ぁ……」ウトウト…

 


ルフィ「電気消すな?」

 


先にベッドに入っている私にルフィが言う。

 


ウタ「うん……」

 


パチッ

 


もぞ…

 


ベッドに入ってきたルフィにぎゅっと抱きつく。

 


するとルフィも優しく抱きしめてくれる。

 


あったかい……

 


ルフィ「おやすみ。ウタ」ナデ…

 


ウタ「ん……」

 


ウタ「おやすみ………ルフィ……」

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ONE PIECE FILM RED『もしもルフィとプリンセス・ウタが婚約していたら』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チョッパー「ん?」

 


ウソップ「おいルフィ!」

 


バチン

 


スタッ

 


ルフィ「……あ…!やっぱりそうだ!」

 


ウタ「…ん?」

 


ルフィ「ウタ。お前ウタだろ」

 


ウタ「え?」

 


ルフィ「おれだよ!おれ!」

 


ウタ「おれ…?」

 


ウタ「!」

 


ウタ「もしかして…ルフィ!?」

 


ルフィ「ひさしぶりだな〜ウタ〜!」

 


ウタ「ルフィ〜!」ダダッ…!ギュッ!

 


ウソップ「えっ」

 


チョッパー「んええええ〜!」

 


サンジ「ウゥ…(泣)」

 


ナミ「……エッ…」

 


ロビン「ルフィ、ウタと知り合いだったの?」

 


サンジ「てめぇ!だったら紹介ぐらいしやがれ〜!」

 


ウソップ「お前なんでプリンセス・ウタと知り合い––––

チョッパー「なんだー!?」

 


ルフィ「だってこいつ、シャンクスの娘だもん」

 


観客たち「えええええええええ〜〜〜〜!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ルフィ「」バクバクバク

 


ルフィは焼いたお肉を次々と平らげていた。

 


スタッ

 


ルフィ「!」

 


ウタ「ルフィ!みんな!楽しんでる?」

 


ウソップ「はひ!プリンセス・ウタ!」

 


サンジ「珍しい食材もあるしね。天国だよここは」

 


チョッパー「楽しいことだらけだな〜!」

 


ウタ「よかった。みんなに喜んでもらえて」

 


ウタ「………」

 


ウタ「ルフィ…」

 


ルフィ「」モグモグモグ…ゴックン

 


クルッ

 


ルフィ「………」

 


ウタ「………」

 


ルフィは唐突に食べるのをやめると、ウタの方を向いた。

 


ルフィ「………」スタスタ

 


そして、ルフィはウタの目の前まで歩いた。

 


チョッパー「……?」

 


ウソップ「ん…?」

 


ルフィ「………」

 


ウタ「…………」

 


ウタはゆっくりと目を閉じた。

 


何かを待っているようだった。

 


もしくは、何かを期待していた。

 


ルフィ「…………」

 


ルフィは右手をウタの左頬に添えて、

 


キスをした。

 


一味「えええええええええええぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!?!?!?!?」

 


ウタ「…んっ……♡」

 


ウタ「///」

 


ウタは手で顔を隠した。

 


ルフィ「………」

 


一味のみんなはあまりにも衝撃的なシーンで唖然としており、声も出せなかった。

 


しばらくしてウタが喋る。

 


ウタ「覚えていてくれたの…?」

 


ルフィ「当たり前だろ」

 


ウタ「…嬉しい……」

 


ウタ「私があげたやつは?」

 


ウタ「……手にはつけてないけど…」

 


ルフィ「ここにある」

 


ルフィは頭の麦わら帽子を取った。

 


そして帽子の帯を捲ると、そこには指輪が縫い付けてあった。

 


ウタ「あっ…!私があげた指輪…!」

 


ルフィ「おれはパンチで戦うからな。手につけてると壊れるからここにつけてあるんだ」

 


ウタ「へぇ〜。誰につけてもらったの?」

 


ルフィ「マキノ」

 


ウタ「そっか…マキノさんに…」

 


ルフィ「ウタは?おれがあげたやつ……」

 


ウタ「持ってるよ。ほら…!」

 


ウタは指輪を取り出して、ルフィに見せた。

 


ルフィ「ししし…!」

 


ウタ「ふふっ」

 


一味「」

 


みんなは話についていけていなかった。

 


今、世界でいちばん愛されており、世界の歌姫と評されているウタ。

 


音楽に関するものは全てを完璧にこなせ、容姿端麗。

 


歌手ではあるが、もはやアイドルでもあった。

 


一味の中でもチョッパー、ナミ、サンジは熱狂的なファンで、ウソップに至っては「プリンセス・ウタ」と崇拝しているほど。

 


そんな世界中の人気者のウタと、我が船長が知り合いというだけでも驚きなのに、キスまでして、あまつさえ双方指輪を出した。

 


たしかに、ルフィの帽子の帯を捲るなんてことはしたことがなかったが、まさかそんなところに指輪が縫い付けてあるなんて誰も思わなかった。

 


ブルック「ル……ルフィさん……」

 


ルフィ「ん?」

 


ブルック「その……ウタさんとは…どういった関係で……?」

 


正直察しはついているが、信じられなかったので一応聞いてみる。

 


ルフィ「友達」

 


ブルック「その指輪は……?」

 


ルフィ「ああ……ウタとは、夢を叶えた後結婚するって約束してんだ。これはそのときに渡し合ったものだ」

 


一味「えーーーーーーーーーーーー!?!?!?」

 


ウタ「///」

 


フランキー「ルフィに婚約者…!?」

 


ナミ「うそでしょ……」

 


サンジ「う"ら"や"ま"し"い……!」

 


ルフィ「ウタ、昔突然いなくなったから……夢叶えた後に探そうと思ってたけど、会えてよかった!」

 


ルフィ「どうするウタ?まだ"新時代"作れてねえけど…」

 


ウタ「ルフィ、自分の船で航海してるの?」

 


ルフィ「ああ、そうだ」

 


ウタ「……私も…ルフィの船に乗っていい?一緒に冒険したい」

 


ルフィ「もちろん、いいぞ」

 


ウタ「やったぁ!」

 


ルフィ「ししし!」

 


ウタ「じゃあ私、ライブの続きするから、終わるまで待ってて。置いていかないでね」

 


ルフィ「ああ。わかってる」

 


ウタはステージに戻った。

 


ウタ「みんな〜!待たせてごめんね!」

 


観客たち「ワァァァァァァァ!」

 


ウタ「じゃあ次の曲いくね!『私は最強』!」

 


.•*¨*•.¸¸♪

 


『さぁ、怖くはない♪』

 


『不安はない♪』

 


『私の夢は みんなの願い♪』

 


『歌唄えば ココロ晴れる♪』

 


『大丈夫よ 私は最強♪』

 


.•*¨*•.¸¸♪

 


『私の声が♪』

 


『小鳥を空へ運ぶ♪』

 


『靡いた服も踊り子みたいでさ♪』

 


『あ •な •た •の •声 •が •♪』

 


『私 ・を ・奮 ・い ・立 ・た ・せ ・る ・♪』

 


『トゲが刺さってしまったなら ほらほらおいで♪』

 


『見たことない 新しい景色♪』

 


『絶対に観れるの♪』

 


『なぜならば♪』

 


『生きてるんだ今日も♪』

 


『さぁ、握る手と手♪』

 


『ヒカリの方へ♪』

 


『みんなの夢は 私の幸せ♪』

 


『あ ・ぁ ・、き ・っ ・と ・ど ・こ ・に ・も ・な ・い ・ ア ・ナ ・タ ・し ・か ・持 ・っ ・て ・な ・い ・♪』

 


『そ ・の ・温 ・も ・り ・で ・ 私 ・は ・最 ・強 ・♪』

 


.•*¨*•.¸¸♪

 


『回り道でも♪』

 


『私が歩けば正解♪』

 


『わかっているけど♪』

 


『引くに引けなくてさ♪』

 


『無理はちょっとしてでも♪』

 


『花に水はあげたいわ♪』

 


『そうやっぱ したいことしなきゃ♪』

 


『腐るでしょう? 期待には応えるの♪』

 


『い ・つ ・か ・来 ・る ・だ ・ろ ・う ・ 素 ・晴 ・ら ・し ・き ・時 ・代 ・♪』

 


『今 ・は ・た ・だ ・待 ・っ ・て ・る ・ 誰 ・か ・を ・ね ・♪』

 


『繰り返してる 傷ましい苦味♪』

 


『火を灯す準備は出来てるの?♪』

 


『いざ行かん 最高峰♪』

 


『さぁ、怖くはない?♪』

 


『不安はない?♪』

 


『私の思いは 皆んなには重い?♪』

 


『歌唄えば 霧も晴れる♪』

 


『見事なまでに 私は最恐♪』

 


.•*¨*•.¸¸♪

 


『さぁ、握る手と手♪』

 


『ヒカリの方へ♪』

 


『みんなの夢は 私の願い♪』

 


『き ・っ ・と ・ど ・こ ・に ・も ・な ・い ・ ア ・ナ ・タ ・し ・か ・持 ・っ ・て ・な ・い ・♪』

 


『そ ・の ・弱 ・さ ・が ・ 照 ・ら ・す ・の ・♪』

 


『最 ・愛 ・の ・日 ・々 ・♪』

 


『忘 ・れ ・ぬ ・誓 ・い ・♪』

 


『い ・つ ・か ・の ・夢 ・が ・ 私 ・の ・心 ・臓 ・♪』

 


『何度でも 何度でも 言うわ♪』

 


『「私は最強」♪』

 


『「ア ・ナ ・タ ・と ・最 ・強 ・」♪』

 


.•*¨*•.¸¸♪

 


『「ア ・ナ ・タ ・と ・最 ・強 ・」♪』

 


.•*¨*•.¸¸♪

 


観客たち「ワァァァァァァァ!!!!」パチパチパチ‼︎

 


ナミ「ねえ…この曲……改めて聴くと……」

 


ウソップ「ああ……これルフィに向けて作った曲か…?」

 


チョッパー「そうなのか!?」

 


ナミ「たぶんね…」

 


ウソップ「おれの1番好きな歌が……まさか、すぐ近くにいるやつのためのものだったとは……」

 


見ると、ルフィはニカニカしていた。

 


ルフィ「ししししし!」ニカッ

 


その後、ライブを大成功させたウタは、ルフィの船に乗り、一緒に冒険することになった。

 

 

 

 


終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自律神経の調整なら【Cure:Re THE MAKURA】におまかせ!

 

ONE PIECE FILM RED『もしもゴードンがルフィに昔何があったかを話したら』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウソップ「誰だあのおっさん」

 


バルトロメオ「ウタ様の育ての親、ゴードンさんだべ」

 


ウソップ「え!?」

 


サンジ「ウタちゃんの!?」

 


ゾロ「おい。1人いるってのは誰のことだ」

 


ゴードン「シャンクス」

 


一同「!?」

 


ルフィ「シャンクス!?」

 


ゴードン「シャンクスが来れば…現実世界のウタを止めてくれるはずだ」

 


ルフィ「おっさん。シャンクスとウタに、やっぱ何かあったのか?」

 


ゴードン「それは……」

 


ルフィ「おっさん!!」

 


ゴードン「………」

 


ルフィ「………」

 


ゴードン「…………昔…」

 


ルフィ「!」

 


ゴードンは話し始めた。

 


昔、エレジアを滅ぼしたのは赤髪海賊団ではなく、トットムジカだと。

 


そのトットムジカは、ウタが知らずに封印を解いてしまったこと。

 


赤髪海賊団は、シャンクスは、ウタを守るために、自分達がエレジアを滅ぼしたことにし、才能を潰さないよう離れたこと。

 


自分はシャンクスと、犠牲になったエレジアの国民に、「必ずウタを世界中を幸せにする最高の歌い手に育て上げる」と誓ったこと。

 


音楽を愛するものとして、トットムジカの楽譜を捨てることができずにいたこと。

 


ウタがそれを見つけ、最後の手段として持っていること。

 


ゴードンは包み隠さずに全てを話した。

 


ウソップ「…………!」

 


ロビン「そんなことが……」

 


ゴードン「このままじゃウタが……」

 


ルフィ「…………」

 


ザッ…!

 


一同「!!」

 


ルフィ「………」ザッ…!ザッ…!

 


ルフィは黙ったまま森の方へ歩く。

 


ブン…!

 


バルトロメオが、先ほどと同じように能力でバリアボールをつくり、ルフィを閉じ込めた。

 


バルトロメオ「行っちゃダメだべルフィ先輩!まだ——

 


ルフィ「どけ」ギロッ

 


バルトロメオ「…ッ!」ビリビリ‼︎

 


フッ…

 


バルトロメオはルフィのただならぬ気迫に押され、思わずバリアを解除した。

 


ザッ…ザッ…ザッ…

 


ルフィはそのまま歩いて行った。

 


バルトロメオ「………」

 


サンジ「ウタちゃんにそんな辛い過去があったなんて…」

 


ウソップ「トットムジカのこともそうだが……」

 


ゾロ「ああ……あいつ…ドレスローザでのことを思い出してるかもな…」

 


チョッパー「?」

 


ドレスローザ軍軍隊長キュロスは、前科があり、王族と結ばれていい身分ではないと自分を卑下していた。

 


そして自分といては、娘のレベッカが幸せになれないと考え、娘の幸せのために離れようとしていた。

 


ブルック「そんなことが…」

 


ウソップ「ああ……まあルフィのおかげでキュロスとレベッカは一緒に暮らせるようになったんだが……」

 


ゾロ「ルフィは、キュロスが自分から離れようとしていたとき、納得してなかったからな」

 


ゴードン「………」

 


オーブン「過去がどうであれ、このままじゃ俺たちはこの世界から出られねえぞ」

 


チョッパー「本当に魔王を倒すしか方法はないのか!?」

 


コビー「……あるには…あります」

 


一同「!!」

 


コビー「ウタはネズキノコを食べて眠れないようになっているので、それを解毒できれば、ウタが眠り、能力も解除されます」

 


ナミ「じゃあ解毒すれば…!」

 


コビー「しかしそれは現実世界のウタの話。この世界にいる僕たちではどうすることもできません」

 


一同「………」

 


サンジ「しかも」

 


一同「!」

 


サンジ「ネズキノコを食べたものは、凶暴化し、感情のコントロールもできなくなる。そもそも薬を飲ませるのは至難の業だ」

 


一同「………」

 


バルトロメオ「やっぱりルフィ先輩行かせちゃダメだったべよ〜!」

 


ウソップ「止めたって無駄だ、うちの船長は」

 


サンジ「どっちみち時間がねえしな。魔王を倒すにしろ、解毒するにしろ、急いだほうがいい」

 


コビー「でも…魔王を倒すとしたら…どうやって…」

 


ゾロ「同時攻撃が必要ってんなら、ひたすら攻め続ければいい。現実世界で攻撃が始まり、こっちとタイミングが合うまでな」

 


バルトロメオ「ビビってたおら情けねェ〜!麦わらの一味の皆さんがいれば、負ける気がしねェべ!」

 


ジンベエ「やるしかないのぉ!」

 


ナミ「うん!」

 


ゾロ「おし、行くぞお前ら!」

 


ゾロ達はルフィの後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩くと、元ライブ会場があった場所が見えてきた。

 


一同「!!!」

 


ゾロ「……フッ」

 


その中央には、並んで座っているルフィとウタが見えた。

 


ブルック「ルフィさん…!」

 


サンジ「ルフィのやつ…!ウタちゃんを説得できたみたいだな…!」

 


ウソップ「ルフィ…!」

 


一同はふたりの元へ向かった。

 


ウタ「あ……」

 


ルフィ「おお!お前ら!」

 


チョッパー「ルフィ〜!」

 


サンジ「ウタちゃ〜ん♡」

 


ロビン「ふたりとも仲直りできたみたいね」ウフフ

 


ルフィ「しししし!ああ!」

 


ウタ「……………あの…!」

 


ウタ「皆さん…!さっきはひどいことしてごめんなさい…!」

 


一同「………」

 


ウタ「ッ……!」

 


ナミ「気にしてないわ」

 


ウタ「!」

 


サンジ「俺もだよ。ウタちゃん」

 


チョッパー「おれも〜!」

 


ブルック「ヨホホ!」

 


フランキー「アウ!」

 


ロビン「ふふ」

 


ウソップ「当然、おれもだ!」

 


ウタ「みんな…!」

 


ルフィ「ししし!な!だから言っただろ!気にしてねぇって!」

 


ウタ「うん…!」

 


オーブン「おい。そんなことより、俺たちは現実に帰れるのか?」

 


ウタ「あ……う…うん…!シャンクスたちが来てくれて、薬を飲ませてもらえるから…」

 


一同「…!」ホッ…

 


ゴードン「そうか…!よかった…!」

 


ウタ「皆さん、本当に迷惑かけてごめんなさい…!今から現実に戻します…!」

 


その後、シャンクス達が持ってきた解毒薬を飲んだウタは眠り、能力は解除された。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ONE PIECE『もはや誰』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バクバクバク

 


ルフィ「うめ〜〜!」

 


今日も食卓は騒々しかった。

 


ルフィはマナーなど関係なく、食欲のままにご飯を平らげていく。

 


にょ〜ん!ガシッ

 


ウソップ「あ!おれの!」

 


にょ〜ん!ガシッ

 


ブルック「あぁ……」

 


そして自分の分だけでは足りずに、他のみんなの分まで食べていた。

 


ブルック「私のパンが……というわけでナミさん」

 


ナミ「ん?」

 


ブルック「パン…ツ。見せてもらってもよろしいですか?ヨホホ!」

 


バキィ!!

 


ロビン「うふふ。今日も賑やかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食を食べ終え、ルフィ、ウソップ、チョッパーは釣りをしていた。

 


ウソップ「ルフィ〜!俺の飯まで食いやがって〜!」

 


ルフィ「にしし!わりぃ」

 


ウソップ「飯の恨みは怖えんだぞ〜!」

 


チョッパー「今回はおれの食べられなかった。よかった」エッエッエ

 


ウソップ「まったく…ルフィのマナーのなさどうにかならねえかな…」

 


——ップ」

 


ウソップ「まあルフィだし。一生治らねぇか」ハァ…

 


ルフィ「ウソップ」

 


ウソップ「ん?」

 


ガシィ!

 


ウソップ「イデデデデデデデ!!」

 


ルフィ「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 


ウソップ「取ってくれーー!!」ギャァーー!

 


ルフィ「ほい」

 


ウソップ「な!なんだそれ!」

 


ルフィ「エビ。釣れた」

 


ウソップ「ハサミデカすぎだろ!俺の鼻無くす気か!!」

 


ルフィ「ししし!見せようと思ったら挟んじまった」

 


ウソップ「たくよ〜!チョッパー手当てしてくれ」

 


チョッパー「はい」ペタッ

 


チョッパーは持っていた絆創膏を貼った。

 


ウソップ(もうちょっとなんかしてくれねぇのか…?)

 


ウソップ「まあ、でも立派なエビだな!後でサンジに——

 


バリバリバリ

 


ルフィ「ん?」モグモグ

 


ルフィは釣れたエビをそのまま食べていた。

 


チョッパー「スゲ〜!」キラキラ

 


ウソップ「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく釣りをしていると…

 


ウソップ「ん?なんだあれ」

 


ルフィ「どうしたウソップ」

 


ウソップ「あそこ」

 


ルフィ「ん〜…なんか見えるなぁ…」

 


チョッパー「ん〜?」

 


チョッパーは望遠鏡を覗いた。

 


チョッパー「船だ!」

 


ルフィ「お〜!」

 


ウソップ「誰か乗ってるか?」

 


チョッパー「ん〜…見えねえ」

 


ウソップ「こっちに近づいてるな」

 


3人は他の一味を呼んだ。

 


ナミ「誰が乗ってるかわからないわね…」

 


チョッパー「どうするルフィ」

 


ルフィ「ん?別に。面白い奴が乗ってるかもしれねェし、もし悪い奴でもぶっ飛ばすだけだ」

 


ブルック「ですね」

 


フランキー「アーウ!」

 


ゾロ「zzz…」

 


そして船はサニー号に隣接し、船に乗っていた人が甲板に降りてきた。

 


ウタ「……」

 


ブルック「美人ですね〜♡」

 


フランキー「アーウ!なかなかのピンナップガールだな!スーパー!」

 


サンジ「♡♡♡」

 


ロビン「あら。まさかの女の子1人」

 


ジンベエ「お主冒険家か?」

 


ルフィ「…!」

 


ルフィ「ウタ…」

 


一味「!?」

 


ウソップ「知り合いか!?ルフィ!?」

 


ルフィはウソップの質問に答えることなく、ゆっくりと歩く。

 


そしてウタもルフィに向かって歩き、

 


ギュッ

 


一味「!?!?」

 


ハグをした。そして…

 


チュッ

 


一味「はァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 


チョッパー「えぇえぇえぇえぇえ!?!?!?」

 


ウソップ「!?!?!?!?!?」

 


サンジ「¥%!+→5<:|・!☆$8?々&A!」

 


ナミ「えっ///!?ウソ///」

 


ブルック「!?!?」

 


ロビン「…!?」

 


フランキー「どうなってんだ…!?」

 


ジンベエ「…!?」

 


ゾロ「グゴー…」zzz…

 


一味は信じられなかった。

 


目の前でルフィと女性がキスをしている。

 


米の炊き方も知らないあのルフィが。

※ホールケーキアイランドへ向かう際の悪夢の『おれの気まぐれカレー』

 


ウタ「…んっ♡…ひさしぶり、ルフィ」

 


ルフィ「ああ」

 


ナミ「ル…ルルルルルフィ…!」

 


ルフィ「ん?」

 


ナミ「そ…!その…!」ユビサシ

※「その人誰?」

 


ルフィ「ああ…!ウタだ。おれの幼なじみ」

 


一味「えぇーーーーーーーーーーー!?!?」

 


フランキー「ルフィに幼なじみがいたのか…!」

 


ウソップ(だからってキスするか!?)

 


ウタ「今日からこの船に乗せてもらうね」

 


一味「えぇーーーーーーーーーーー!?!?」

 


ウタ「いいよねルフィ」

 


ルフィ「ああ、もちろん」

 


こうして一味に新しい仲間(?)ができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼食時

 


スッ…

 


ロビン「あら…」

 


ブルック「…!?」

 


ルフィは座ろうとするウタの椅子を引いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある時…

 


チュッ

 


ルフィは片膝をついてウタの手の甲に口づけをしていた。

 


フランキー「マジかよ…」

 


ウソップ「もはや誰だあれ…」

 

 

 

 


おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴッドハンド整体師の作った『整体枕』

 

 

 

ルフィとウタ『太陽のように笑うあなたへ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もサニー号は偉大なる航路 グランドラインを進んでいた。

 


ウソップ「釣れねェなー…」

 


チョッパー「なー」

 


天気がいいので、ウソップとチョッパーは釣りをしていたが、小一時間経っても1匹も釣れない。

 


ウソップ「ルフィもいないしなぁー…」

 


珍しく、ルフィはまだ起きていなかった。

 


2人よりも3人のほうが釣れるのは間違いない。

 


ウソップ「……そういえばジンベエ、魚を呼べるな」

 


チョッパー「そうだ」

 


ウソップ「ジンベエに魚を呼んでもらえば大漁なんじゃねえか?」

 


チョッパー「それ…いいのかな…」

 


ウソップ「チョッパー。ジンベエのとこ行って、聞いてみてくれ」

 


チョッパー「わかった」

 

 

 

 

 

 

 


トコトコ…

 


チョッパー「ジンベエ〜」

 


チョッパー「……いた…!ジンベエ〜…!」

 


ジンベエ「グゴー…」zzz…

 

 

 

 

 

 

 


トコトコ

 


チョッパー「ウソップ〜。ジンベエ寝て……どうしたんだ?」

 


ウソップは望遠鏡を覗いていた。

 


ウソップ「船が見えるんだ。小さい」

 


チョッパー「えっ!どこ」

 


ウソップはみんなを呼んだ。

 


ジンベエも起きて来たのに、ルフィはまだ寝ているようだった。

 


ゾロはトレーニング中だったらしく、ダンベルを持ったまま来た。

 


ゾロ「…」ガコッ…ガコッ…

 


ナミ「どうしたのウソップ」

 


ウソップ「遠くに船が見えるんだ」

 


ロビン「あら、ホント」

 


ロビンは望遠鏡で船を確認して言った。

 


ナミ「こんな危ない海を、あんな小さい船で……まあ今は天気安定してるけど」

 


ロビン「遭難者かしら…。水も食料も尽きて、干からびてなきゃいいけど……」

 


ウソップ「コエー想像すんなァ!…とも言えねェか……」

 


ブルック「ヨホ。干からびたって、それ私ですか?」

 


チョッパー「助けに行ったほうがいいかなぁ…!」

 


ナミ「そうねえ…」

 


ブルック「え?私はなぜ干からびても生きているのかって?」

 


ナミ「海賊や海軍じゃなさそうだし…」

 


ブルック「答えは………」

 


ナミ「様子を見に行くぐらいはいいかもね」

 


ブルック「ドロロロロロロロロロ………ヒミツです!」

 


ナミ「ジンベエ行ってくれる?」

 


ジンベエ「お安い御用じゃ」

 


ザブン!

 


サンジ「なんだどうした?」

 


食材の仕込みをしていたサンジが遅れてやってきた。

 


フランキー「船が見えるんだ。遭難者かも知れねェ」

 


サンジ「ふ〜ん…」

 


サンジ「!」

 


サンジ「レディの気配がする!」

 


フランキー「なんでお前はそうわかるんだよ!」

 


サンジ「俺が助けに行ってくる!」

 


ナミ「もうジンベエが行ってくれたわよ、サンジ君」

 


サンジ「なにぃ〜!ジンベエの奴抜け駆けしやがって!」

 


ゾロ「残念だったなラブコック」ガコッ…

 


サンジ「なんだとダンベル緑」

 


ゾロ「アァ!?」

 

 

 

 

 

 

 


一方、ジンベエはすでに船に着いていた。

 


ジンベエ「おい!誰かおるか!?」ザブァ

 


「うわ!びっくりした」

 


船には女性が乗っていた。

 


ジンベエ「干からびてはおらんな」

 


「?」

 


「…あ!あなたもしかしてルフィの仲間の人!?」

 


ジンベエ「そうじゃが」

 


「ルフィに会わせてくれない!?」

 


ジンベエ「…ええが…知り合いか?」

 


「うん!」

 

 

 

 

 

 

 


サニー号

 


ウソップ「うお!船が凄いスピードで近づいてくる!」

 


チョッパー「ジンベエが船押してるんだよ」

 


船はすぐにサニー号の隣まで運ばれた。

 


そして、ジンベエと船に乗っていた女性はサニー号の甲板に上がった。

 


「うわ〜!いい船だね!」

 


ジンベエ「誰か知っとるか?ルフィの知り合いのようじゃが」

 


サンジ「び……」

 


サンジ「美人だ〜〜〜♡♡♡」

 


ブルック「ヨホホ!すみません。パンツ見せてもらってもよろしいですか?」

 


「えっ…」

 


ナミ「やめんかァ!」バキィ‼︎

 


ゾロ「知らねェな」ガコッ…

 


ジンベエ「ゾロも知らんのか…」

 


フランキー「ほんとにルフィの知り合いか?」

 


「そうだよ!」

 


ガチャ…

 


一味「!」

 


ルフィ「………」トコトコ…

 


「…!」

 


男部屋からやっと、ルフィが出てきた。

 


ルフィ「……あれ…みんな集まってなにしてん…だ……」

 


ルフィ「」

 


ルフィは謎の女性を見た瞬間固まった。

 


「ルフィ…!」

 


ルフィ「………ウタ……!」

 


タッタッタッ…

 


ぎゅうっ…!

 


一味「えぇーーー!?!?」

 


ふたりは互いに駆け寄って抱きしめ合った。

 


ウタ「ルフィ…!ひさしぶり…!」ギュウッ…

 


ルフィ「ひさしぶりだな…ウタ…」ギュッ…

 


ウソップ「ほんとに知り合いなのか…」

 


ジンベエ「そのようじゃ」

 


サンジ「ルフィの奴…羨ましい…!」

 


ルフィ「どうしているんだ?」

 


ウタ「ルフィの船に乗りたくて。いい?ルフィ」

 


ルフィ「え…?いいのか?シャンクスたちは…」

 


ウタ「いいの。一緒に作ろう"新時代"!」

 


ルフィ「…!」

 


ルフィ「わかった。いいぞ!」

 


ウタ「やったー!」

 


ルフィ「ししし!みんな!」

 


一味「!」

 


ルフィ「今日からウタも一緒に航海するぞ!」

 


一味「えぇーーー!?!?」

 


サンジ「大賛成ーーーーーー♡♡♡」

 


ブルック「ヨホホ!」

 


ロビン「うふふ♡」

 


ゾロ「ルフィ、そいつは誰なんだ」

 


ルフィ「シャンクスの娘だ!」

 


一味「えぇーーー!?!?」

 


ウタ「よろしくね!」

 


ルフィ「赤髪海賊団の音楽家で、歌がめちゃくちゃうめェんだ!」

 


チョッパー「へぇー!」

 


ブルック「最高じゃないですか!」

 


フランキー「アウ!」

 


ウタ「そうだ!私、ルフィの為に新曲作ったんだ」

 


ルフィ「そうなのか?」

 


ウタ「うん!聞かせてあげるね」

 


ルフィ「おう!」

 


みんなはウタの前に集まった。

 


ウタ「じゃあいくね」

 


ルフィ「ししし!」ニカッ

 


ウタ「!」

 


ウタ「ふふっ」

 


ウタ「スゥ…」

 

 

 

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『どれだけ走ってきたのか』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『わからないまま 傷跡数えた』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『ずっと頭の中にある 宝の地図 夢の果て』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『未来を探し続けてる』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『本当の』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——この帽子をお前に預ける

 


——いつかきっと返しに来い

 


——立派な海賊になってな

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『約束は』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——おれ達3人の絆は兄弟としてつなぐ!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『胸の奥の』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——…作ろう…!"新時代"!

 


——おう!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『もっと奥にある』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『誰も皆』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——海賊王におれはなる!!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『追いつけない夢』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『ただひとつ抱きしめて』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『太陽のように 笑うあなた ルフィへ』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『あの日 12年前と同じ 歌をうたうよ』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『大人になっても 忘れたくない』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『この願いが届くまで』

 

 

 

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『どれだけ涙を流した?』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『呆れちゃうほど 笑顔が溢れた』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『ずっと心の中にある』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——行こう!おまえのぶたい、おれいっぱい知ってる!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『思い出だけ』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『信じて旅を続けてる』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『ゆずれない』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——なる!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『情熱は』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——おれはいつか、この一味にも負けない仲間を集めて!!

 


——世界一の財宝をみつけて!!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『海の上の』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——"海賊王"になってやる!!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『もっと果てにある』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『いつの日か』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——誓ったんだおれ達エースと3人で!おれは!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『ひとつなぎの夢』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——シャンクスなんか涙流して。ししし!

 


——それがおれの"夢の果て"だ

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『勇気を味方にして』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『太陽のように 笑うあなた ルフィへ』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——……何だおれは………!

 


——……仲間一人も"…!救えな"い"っ……!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『くじけそうな日も』

 

 

 

 

 

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


——何が…海賊王だ…!

 


——おれは!!弱いっ!!!

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『歌をうたうよ』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『声が枯れても 覚えていたい』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『どんな 遠くなっても』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『太陽のように 笑うあなた ルフィへ』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『あの日 12年前と同じ 歌をうたうよ』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『大人になっても 忘れたくない』

 

 

 

 

 

 

 


ウタ『この願いが届くまで』

 

 

 

 

 

 

 


♫〜♫〜♫

 

 

 

 

 

 

 


一味「ワァァァァ!!」

 


ウソップ「すげェ!」

 


フランキー「めちゃくちゃうめェじゃねェか!」

 


ブルック「素晴らしい〜!」

 


ウタ「ルフィ、どうだった?」

 


ルフィ「最高だった!」

 


ウタ「えへへ…!嬉しい!」

 


ルフィ「にししし!」

 


ウタ「ルフィ!それにみんな!これからよろしくね!」

 

 

 

 


おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ルフィとウタ『ひさしぶりだね。ルフィ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サニー号での航海中…

 


ウソップ「今日はのどかだな〜」

 


チョッパー「そうだな〜」

 


新世界とは思えないほど安定した気候だった。

 


そのため、ウソップとチョッパーはのんびりと釣りをしていた。

 


ウソップ「ルフィは?」

 


チョッパー「まだ寝てる」

 


ウソップ「そっか…珍しいな」

 


もう朝食の時間は過ぎている。

 


ルフィ以外はすでに食べ終えていた。

 


ウソップ「ふん……まあそんな日もあるか」

 


チョッパー「そうなのか…」

 


ウソップ「珍しく天気もいいしな」

 


チョッパー「そうだな」

 


2人はそんなふわふわした会話をしながら、のんびりと魚が釣れるのを待った。

 


しばらくすると…

 


ウソップ「ん?」

 


カチャッ…

 


ウソップ「なんだあれ…?」

 


チョッパー「どうしたんだウソップ?」

 


ウソップは海の上に何かを見つけ、望遠鏡を覗いた。

 


ウソップ「船…?」

 


それは小さい船で、こちらにだんだん近づいていた。

 


ウソップ「みんな〜!来てくれ〜!」

 


ぞろぞろ…

 


ブルック「どうしたんですか、ウソップさん」

 


フランキー「アウ!なんだウソップ!俺はスーパーな大砲造りで忙しんだ!」

 


サンジ「なんか釣れたのか?」

 


ウソップ「あれ!」

 


ウソップは見つけたものを指で指した。

 


ナミ「あれは…船?」

 


ナミは望遠鏡を見ながら言った。

 


フランキー「誰が乗ってんだ?」

 


ナミ「う〜ん……」

 


サンジ「!」

 


サンジ「レディの気配がする!」

 


フランキー「じゃあ女か?」

 


しばらくして、船はサニー号の隣に止まった。

 


一味「……!」

 


そして、その船に乗っていた女性はサニー号の甲板に降りた。

 


ゾロ「誰だ。お前は」

 


見知らぬ人物。

 


当然、一味は警戒する。

 


その女性はフードをかぶっており、顔が見えなかった。

 


なにより手にはナイフを持っていた。

 


???「モンキー・D・ルフィはいる?」

 


ジンベエ「ルフィになんのようじゃ」

 


???「首をもらいにきた」

 


一味「!」バッ

 


みんなは構えた。

 


ゾロ「お前賞金稼ぎか」チャキッ…

 


???「ふっ…」パサッ

 


女性はフードをとった。

 


一味「!」

 


まず目を引くのはその髪。

 


色が赤と白に分かれており、後頭部では輪っかが2つ。

 


ツインテールで、その先にも連続して2つ輪っかがあり、左目が髪で隠れていた。

 


さらにヘッドホンらしきものもつけており、とても整った容姿をしていた。

 


サンジ「び……」

 


サンジ「美人だ〜〜〜♡♡♡」

 


ブルック「ヨホ!パンツ見せてもらいたいですね!」

 


ナミ「やめなさい!ルフィの首狙ってんのよ!」

 


ガチャ…

 


一味「!」

 


ルフィ「ふわぁ〜…」

 


???「…!」

 


男部屋から、寝起きのルフィが出てきた。

 


ルフィ「あれ…みんな集まってなにしてん…だ……」

 


ルフィ「」

 


ルフィは謎の女性を見た瞬間固まった。

 


ウソップ「ルフィ!この女賞金稼ぎだ!ルフィを狙ってんだ!」

 


するとルフィは一味と女性の方へ歩き出した。

 


一味「…!」

 


そして女性も歩き出す。

 


一味はさらに警戒した。

 


ぽとっ…

 


一味「!?」

 


なんと女性はその手に持っていたナイフを手放した。

 


そして一味の横を通って、ルフィに向かって歩く。

 


ぎゅっ…

 


一味「!?!?!?」

 


そしてルフィと謎の女性は抱き合った。

 


サンジ「はぁーー!?」

 


ウソップ「え…?…は…?」

 


ロビン「どういうこと…?」

 


ふたりはしばらく抱き合ったままだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ひさしぶりだね。ルフィ」

 


ルフィ「ああ…」

 


ナミ「ふたりは知り合いってこと…?」

 


ジンベエ「どうやらそのようじゃ…」

 


ルフィ「どうしてここに?」

 


???「ルフィ、そろそろ海賊王になると思って」

 


ルフィ「ふーん。そっか」

 


???「ねえ。これ覚えて……あれ?」

 


ルフィ「ん?」

 


女性は何かがないことに気づき、辺りを見回した。 

 


???「あ、あった」

 


そして後ろに落ちていたナイフを見つけ、拾ってルフィに近づいた。

 


一味「!」

 


???「これ!覚えてる?」

 


持っているナイフを見せる。

 


ルフィ「?」

 


ルフィ「なんだそれ?」

 


スッ…

 


女性はナイフをルフィに近づけた。

 


一味に緊張が走る。

 


???「ほら」

 


ぴとっ

 


女性はルフィを傷つけないようにナイフを左頬に当てた。

 


ルフィ「……?」

 


???「ルフィがここに刺したやつ」

 


ルフィ「ああ…!あのときのナイフか…!」

 


???「そう」

 


ルフィ「なんで持ってんだ?」

 


???「ん〜……お守り…かな?」

 


ルフィ「そっか」

 


???「もうあんなことしちゃだめだよ」

 


ルフィ「わかってる」

 


???「ほんとかな〜」

 


ブルック「あ…あの……」

 


ルフィ「ん?」

 


ブルック「ルフィさん…この方は…?」

 


ルフィ「ああ…!ウタだ」

 


サンジ「ウタちゃんって言うのか〜♡」

 


ルフィ「今日からウタも一緒に航海するからな!」

 


ウタ「よろしくね!」

 


一味「えーーーー!?」

 

 

 

 


おわり。