バクバクバク
ルフィ「うめ〜〜!」
今日も食卓は騒々しかった。
ルフィはマナーなど関係なく、食欲のままにご飯を平らげていく。
にょ〜ん!ガシッ
ウソップ「あ!おれの!」
にょ〜ん!ガシッ
ブルック「あぁ……」
そして自分の分だけでは足りずに、他のみんなの分まで食べていた。
ブルック「私のパンが……というわけでナミさん」
ナミ「ん?」
ブルック「パン…ツ。見せてもらってもよろしいですか?ヨホホ!」
バキィ!!
ロビン「うふふ。今日も賑やかね」
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朝食を食べ終え、ルフィ、ウソップ、チョッパーは釣りをしていた。
ウソップ「ルフィ〜!俺の飯まで食いやがって〜!」
ルフィ「にしし!わりぃ」
ウソップ「飯の恨みは怖えんだぞ〜!」
チョッパー「今回はおれの食べられなかった。よかった」エッエッエ
ウソップ「まったく…ルフィのマナーのなさどうにかならねえかな…」
——ップ」
ウソップ「まあルフィだし。一生治らねぇか」ハァ…
ルフィ「ウソップ」
ウソップ「ん?」
ガシィ!
ウソップ「イデデデデデデデ!!」
ルフィ「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ウソップ「取ってくれーー!!」ギャァーー!
ルフィ「ほい」
ウソップ「な!なんだそれ!」
ルフィ「エビ。釣れた」
ウソップ「ハサミデカすぎだろ!俺の鼻無くす気か!!」
ルフィ「ししし!見せようと思ったら挟んじまった」
ウソップ「たくよ〜!チョッパー手当てしてくれ」
チョッパー「はい」ペタッ
チョッパーは持っていた絆創膏を貼った。
ウソップ(もうちょっとなんかしてくれねぇのか…?)
ウソップ「まあ、でも立派なエビだな!後でサンジに——
バリバリバリ
ルフィ「ん?」モグモグ
ルフィは釣れたエビをそのまま食べていた。
チョッパー「スゲ〜!」キラキラ
ウソップ「……」
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しばらく釣りをしていると…
ウソップ「ん?なんだあれ」
ルフィ「どうしたウソップ」
ウソップ「あそこ」
ルフィ「ん〜…なんか見えるなぁ…」
チョッパー「ん〜?」
チョッパーは望遠鏡を覗いた。
チョッパー「船だ!」
ルフィ「お〜!」
ウソップ「誰か乗ってるか?」
チョッパー「ん〜…見えねえ」
ウソップ「こっちに近づいてるな」
3人は他の一味を呼んだ。
ナミ「誰が乗ってるかわからないわね…」
チョッパー「どうするルフィ」
ルフィ「ん?別に。面白い奴が乗ってるかもしれねェし、もし悪い奴でもぶっ飛ばすだけだ」
ブルック「ですね」
フランキー「アーウ!」
ゾロ「zzz…」
そして船はサニー号に隣接し、船に乗っていた人が甲板に降りてきた。
ウタ「……」
ブルック「美人ですね〜♡」
フランキー「アーウ!なかなかのピンナップガールだな!スーパー!」
サンジ「♡♡♡」
ロビン「あら。まさかの女の子1人」
ジンベエ「お主冒険家か?」
ルフィ「…!」
ルフィ「ウタ…」
一味「!?」
ウソップ「知り合いか!?ルフィ!?」
ルフィはウソップの質問に答えることなく、ゆっくりと歩く。
そしてウタもルフィに向かって歩き、
ギュッ
一味「!?!?」
ハグをした。そして…
チュッ
一味「はァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
チョッパー「えぇえぇえぇえぇえ!?!?!?」
ウソップ「!?!?!?!?!?」
サンジ「¥%!+→5<:|・!☆$8?々&A!」
ナミ「えっ///!?ウソ///」
ブルック「!?!?」
ロビン「…!?」
フランキー「どうなってんだ…!?」
ジンベエ「…!?」
ゾロ「グゴー…」zzz…
一味は信じられなかった。
目の前でルフィと女性がキスをしている。
米の炊き方も知らないあのルフィが。
※ホールケーキアイランドへ向かう際の悪夢の『おれの気まぐれカレー』
ウタ「…んっ♡…ひさしぶり、ルフィ」
ルフィ「ああ」
ナミ「ル…ルルルルルフィ…!」
ルフィ「ん?」
ナミ「そ…!その…!」ユビサシ
※「その人誰?」
ルフィ「ああ…!ウタだ。おれの幼なじみ」
一味「えぇーーーーーーーーーーー!?!?」
フランキー「ルフィに幼なじみがいたのか…!」
ウソップ(だからってキスするか!?)
ウタ「今日からこの船に乗せてもらうね」
一味「えぇーーーーーーーーーーー!?!?」
ウタ「いいよねルフィ」
ルフィ「ああ、もちろん」
こうして一味に新しい仲間(?)ができた。
昼食時
スッ…
ロビン「あら…」
ブルック「…!?」
ルフィは座ろうとするウタの椅子を引いた。
ある時…
チュッ
ルフィは片膝をついてウタの手の甲に口づけをしていた。
フランキー「マジかよ…」
ウソップ「もはや誰だあれ…」
おしまい。