L×U

様々な知識や小説、日記を投稿します。

ルウタ『最強ルフィとウタの1日』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6:00】

 


ウタ「ん……」パチッ…

 


朝……

 


私はだいたい日の出とともに起きる。

 


もぞもぞ…

 


ウタ「ルフィ……」

 


体を動かして横を見る。

 


するとルフィはいなかった。

 


先に起きたのかも知れない。

 


リビングに居るかな?

 


流石に何かあったわけじゃないと思うけど、夜一緒に寝たのにいなくなっていたら、少し不安になる。

 


ベッドから起きて、リビングに向かう。

 


リビングにはいなかった。

 


キッチン、洗面所、トイレにもいない。

 


不安だ。

 


じゃあ……外かな……。

 


ガチャ

 


ウタ「あっ…」

 


玄関のドアを開けると、少し離れた場所にルフィがいた。

 


ルフィ「おっ。ウタ。おはよう」

 


よかった。

 


まあ心配してなかったけど。

 


ウタ「おはよう。ルフィ」

 


ウタ「外で何してたの?」

 


ルフィ「いい天気だからな。ちょっと体動かしてた」

 


ウタ「そっか」

 


ルフィは寝起きいいから、朝から元気だね。

 


私たちの家の周りは平原で、すごく広々してるから、たくさん体を動かせる。

 


ルフィ「ごめんな。心配させて」

 


バレてる。

 


ルフィには敵わない。

 


ただでさえ生き物の感情に敏感なのに、最近は女心までわかっている。

 


〈たとえば勝負をすることになったら、普通大人になると手加減などをして相手を勝たせたりする。

 


〈しかしルフィは、ウタが手加減などで勝たせてもらうことを嫌うとわかっており、手加減しなかったり、そもそも自分が不利な勝負をしたり、引き分けに持ち込んだりする。

 


〈それもウタに気づかれないように。

 


〈だか、勝負に限らず日常のあらゆる場面でウタのことを気遣っているので、少なからずウタもそのことに気づいていた。

 


前なんか「ぎゅーってしてほしいなー」ってちょっと考えたら、してくれたからね。

 


〈そのときのウタの顔から湯気が出たのは言うまでもない。

 


ウタ「うんん。大丈夫。朝ごはん作るね」ニコッ

 


ルフィ「ああ。ありがとな」

 


〈今のルフィは簡単な料理なら難なく作れるので、ウタを手伝うこともできる。

 


〈だがウタの「ルフィにご飯を作ってあげたい!」という思いを知っているので、それを汲んで手伝うとは言わなかった。

 


手や顔を洗うために洗面所に向かう。

 


よし!

 


おいしい朝ごはん、たっくさん作るよ!

 


それにしても…

 


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ルフィ「ウタ。おはよう」ニコッ

 


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朝から眩しすぎた。

 


私の旦那さまかっこよすぎ。

 


ときめいたの顔に出ないようにポーカーフェイスしたけど、バレてないよね。

 


〈もちろんバレていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7:30】

 


〈外にいたルフィは家の中に入った。

 


〈料理は作ってもらうにしても、さすがに箸や飲み物の準備は手伝う。

 


ガチャ

 


ウタ「あれっ。ルフィ。呼ぼうと思ってたのに」

 


ルフィ「そろそろできると思って」

 


タイミングよすぎでしょ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7:40】

 


ルフィ「いただきます」

ウタ「いただきます!」

 


ルフィのためにたーくさん作った。

 


もちろんお肉!

 


私は正直、朝からこれは胃もたれしちゃいそうだけどね。

 


ルフィ「美味いぞウタ!」

 


ウタ「ふふっ…!ありがとう」

 


頑張ってよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8:00】

 


食べ終わった。

 


本当ならルフィは数分(もっと短いかも)で食べ終えちゃうんだけど、いつも私の食事スピードに合わせてくれている。

 


ルフィ「ごちそうさま」

ウタ「ごちそうさまでした!」

 


ルフィ「皿洗うか」

 


ウタ「うん」

 


ウタ「……」フキフキ…

 


洗った食器を、布巾で拭く。

 


洗剤で私の手が荒れないようにと、ルフィが洗ってくれている。

 


優しい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8:15】

 


食器を片付けた後、ルフィは筋トレを始めた。

 


家の中だからバタバタしないやつ。

 


なんでそんな鍛えるのかな…?

 


もう誰よりも強いはずだから、これ以上強くなっても仕方ないと思うけど……

 


やっぱり男の人は「ただただ強さを求める!」みたいな感じで、理由なんかなしに鍛えるのかなぁ……

 


ルフィ、戦いが好きなわけでもないし……

 


う〜〜ん……

 


でもひたむきに努力している姿はかっこいい。

 


じゃましないようにしよう。

 


私は別の部屋で、音楽雑誌でも読むことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【11:12】

 


そろそろお昼ごはんの準備しないと…

 


私はキッチンに向かう。

 


ルフィ「…」ピタァァァ…

 


あれ!?

 


ルフィずっとあのまま!?

 


1時間くらい前に飲み物を取りに行ったとき、左手の小指だけで逆立ちしたままでいたから「すごいなぁー」って思ったけど……

 


ルフィはそのときとまったく同じままだった。

 


つまり、少なくとも1時間以上あのままってこと?

 


すご。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【12:55】

 


ルフィと一緒にお昼ご飯も食べて、食器も片付けたら次は家事。

 


洗濯をしたり、掃除機をかけたり。

 


ルフィはお昼を食べた後も筋トレ。

 


頑張ってるルフィを見たら、私も頑張りたくなった。

 


ついでに雑巾掛けもしよう。

 


ルフィ「ウタ。おれもやるよ」

 


雑巾を水に濡らしていたら、筋トレしていたはずのルフィが声をかけてきた。

 


実は雑巾掛けもいい運動になるらしい。

 


ほんとかなぁ。

 


ルフィがさっきやってたやつに比べたらよゆーだと思うけど。

 


もちろん私もよゆー。

 


ダダダダダ…!

 


ルフィと並んで雑巾掛け。

 


これもまた、私のスピードに合わせてくれてる。

 


数分後…

 


ウタ「ハァ……ハァ……」

 


なめてた。

 


ほんとにいい運動になる。

 


家じゅうやるとさすがにきつい。

 


でもルフィと一緒にやると楽しいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【15:59】

 


汗だくになっちゃったから、今日は先にお風呂入っちゃおう。

 


ルフィは汗かいてないけど、ついでに入ってもらう。

 


シャワーを浴びて、着替えて、髪をタオルで拭きながらルフィを呼びに行くと、また筋トレしていた。

 


すごい体力…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【16:30】

 


お風呂上がりのストレッチ。

 


朝起きた後にするのも好きだけど、お風呂から出た後にするのも好き。

 


ルフィが手伝ってくれて、ペアストレッチになった。

 


スマホでやり方を調べながらやっていく。

 


ひとりでやるよりずっと楽しい!

 


ルフィと一緒だとなんでも楽しくなっちゃう。

 


そういえばルフィの体って"自由"だから、ストレッチとかの柔軟性を高めるトレーニングしなくていいんだよね。

 


ロビンさんの関節技もまったく効かないからね……

 


うらやましい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【19:10】

 


さすがにお風呂入った後は、筋トレしないみたい。

 


夜ごはんも食べて、今はルフィと仲良くテレビ。

 


ルフィにくっついてバライティ番組を観ている。

 


たまに手を握ったり、腕に抱きついたり、すりすりしたり……

 


ルフィも頭を撫でてくれる…

 


幸せ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【21:55】

 


そろそろ寝る時間。

 


今日という1日が始まった場所に向かう。

 


ウタ「ふわ〜ぁ……」ウトウト…

 


ルフィ「電気消すな?」

 


先にベッドに入っている私にルフィが言う。

 


ウタ「うん……」

 


パチッ

 


もぞ…

 


ベッドに入ってきたルフィにぎゅっと抱きつく。

 


するとルフィも優しく抱きしめてくれる。

 


あったかい……

 


ルフィ「おやすみ。ウタ」ナデ…

 


ウタ「ん……」

 


ウタ「おやすみ………ルフィ……」