サニー号に乗ってから数ヶ月後、ウタは赤髪海賊団と再会を果たした。
シャンクス「ウタ…本当にすまない…!12年も辛い思いをさせた…!」
ウタ「もういいよ、シャンクス。ファンのみんなが私を見つけてくれたし。それにルフィが私を助けてくれて、今一緒に冒険してて楽しいから」
シャンクス「…あのとき…もう少し考えるべきだった……ウタに離れ離れになるのは嫌だと言われていたのに…」
ウタ「…」
シャンクス「ルフィがあの場にいなかったらウタは……ありがとうルフィ」
ルフィ「にししししし!いいんだ、シャンクス!俺もウタに死んでほしくなかったからな!」
シャンクス「ウタ……俺を殴ってくれねえか」
ウタ「え!?」
シャンクス「そうでもしてもらわねえと俺の気が済まん」
ウタ「シャンクスを殴るの…!?……う〜ん……ビンタでいい?」
シャンクス「もちろんだ」
ウタ「え…っと…じゃあ…」スッ…
ベックマン「待て。それなら同じ責任がある俺たちもされるべきだ」
シャンクス「そうだな。野郎ども、並べ!」
赤髪海賊団の幹部たちはウタの前に一列に並んだ。
ガブ「ごめん…ウタ」
ウタ「うん…じゃあ…いくね…」スッ
バチン!
ガブ「…」ヒリヒリ…
ウタ「い…痛かった…?」
ガブ「もっと強くてよかった」
ウタ「……そっか…」
スネイク「ウタ…手加減するな」
ウタ「うん…」
バチン!
スネイク「ありがとう…スッキリした」
ウタ「うん…」
ホンゴウ「俺もだウタ」
ウタ「うん…」
バチン!
ライム「俺もキツイの頼むぜ」
ウタ「うん…」
バチン!
モンスター「…」
ウタ「いや…モンスターは…」
モンスター「キィー!!」
ウタ「…わかった」
バチン!
モンスター「キィ…」
パンチ「ウタ…ごめんな。俺にも罰を」
ウタ「うん…」
バチン!
ルウ「ウタ。俺はグーだ」
ウタ「なんで…?」
ルウ「太ってて、ほっぺもぷよぷよだからな。ビンタじゃダメだ」
ウタ「わかった…」
ボニュウ!
ヤソップ「俺もグーで」
ウタ「ヤソップも…?」
ヤソップ「ああ。俺はウソップもほったらかしにした。だから…」
ウタ「…」チラ
ウソップ「…そうだな。俺のぶんもやってくれ」
ウタ「わかった」
バキ!
ウタ「…」ジンジン…
ベックマン「ウタ。手が痛くなってしまっただろ。これを使え」
ベックマンは自分の銃を差し出した。
ベックマン「これで殴れ」
ウタ「…うん」
ガン!!
ウタ「…」
シャンクス「…頼む」
ウタ「……」スッ…
バチィィン!!
シャンクス「…」ジンジン…
ウタ「…」
シャンクス「ウタ…あの日、置いていったこと…許さなくていい…。だが、もう一度謝らせてくれ…。すまなかった…!」
ウタ「………シャンクスにとって…私はなに…?」
シャンクス「娘だ。俺たちの大切な家族だ…!」
ウタ「…!………ふふっ…!じゃあいいよ!許す!これで仲直りね!」
シャンクス「ウタ……!ありがとう…!」
ウタ「ふふふ!」
おしまい。
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