L×U

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二次創作『もしもルフィの対応が違っていたら』

 

 

 


ウタ「ねえルフィ、海賊やめなよ」

 


麦わらの一味「!?」

 


ルフィ「…」

 


ウタ「ここで一緒に楽しく暮らそうよ」

 


ルフィ「…わかった」

 


麦わらの一味「!?!?」

 


ウソップ「ルフィ!?何言ってんだ!?」

 


チョッパー「ウソだよな!?」

 


ルフィ「ただし!それがおまえの本心だったらだ!」

 


ウタ「!」

 


ルフィ「なあウタ…おまえ本当に歌手になるために船を降りたのか…?」

 


ウタ「…」

 


ルフィ「おれ、おまえがいなくなったあの日、シャンクスに聞いたんだ。そしたらシャンクスはウタは歌手になるために船を降りたって言った」

 


ルフィ「でもおれは信じられなかった…ウタがシャンクスから離れるなんて…海賊をやめるなんて…」

 


ウタ「…」

 


ルフィ「おまえ話してくれたよな。おれに。おまえの夢…おまえの新時代を」

 


ルフィ「『シャンクスと一緒に世界を回って、たくさんの曲を作って、最高のステージとあたしの歌で世界を幸せにする』って。それがおまえの新時代だ」

 


ウタ「…」

 


ルフィ「おまえの夢はシャンクスと一緒じゃねえと叶わない。それにいつも言ってた。『私は赤髪海賊団の音楽家』とか『私はシャンクスの娘』とか」

 


ウタ「…」

 


ルフィ「それを誇りに思ってたんじゃねえのか。海賊であることを、赤髪海賊団の音楽家であることを、シャンクスの娘であることを」

 


ルフィ「なのにおまえは歌手になるってためだけに赤髪海賊団を降りて、海賊をやめて、夢も捨てて、シャンクスから離れたってのか?」

 


ウタ「…クッ」

 


ルフィ「…ウタ。おまえはシャンクスが好きだった。なによりも…歌よりも…」

 


ウタ「…」トントン…

 


ルフィ「だからおれは信じなかった。なにか…ウタにあったんじゃねえかって…」

 


ウタ「…」タンタン

 


ルフィ「ウタ…本当のことを話してくれ。何があったんだ…?」

 


ウタ「捨てられたんだよ!!」

 


ルフィ「…は?」

 


ウタ「私はシャンクスに捨てられたの!!あいつは、あいつらはずっと私を利用してたの!私の歌が上手いってことを利用してこの音楽の国の財宝を奪っていったんだよ!この国を滅ぼしていった!」

 


ルフィ「赤髪海賊団がおまえを利用したって…?」

 


ウタ「そう!」

 


ルフィ「シャンクスたちが国を滅ぼして宝を奪っていったてのか…?」

 


ウタ「そうだよ!!」

 


ルフィ「そんなわけねえだろ!」

 


ウタ「…」

 


ルフィ「一番の宝を置いてくはずがねえ!」

 


ウタ「一番の宝…?」

 


ルフィ「おまえだ」

 


ウタ「!」

 


ルフィ「おまえは赤髪海賊団の…みんなの一番大切なものだ。だからおまえを捨てるわけがねえ!」

 


ウタ「じゃあなんで私はここにいるの!私はあの船を降りたくなかった!みんなが私を捨てたからここにいるんだよ!」

 


ルフィ「おまえを守るためだ」

 


ウタ「は?」

 


ルフィ「絶対に理由がある」

 


ウタ「…ないよそんなの。私の…みんなと過ごした時間は全部ウソだった。私は…利用された…。ただの道具だったんだよ」

 


ルフィ「違う!」

 


ウタ「違わない!あんただってシャンクスにとってはただの道具なんだよ!」

 


ルフィ「……いい」

 


ウタ「ん?」

 


ルフィ「道具でもいい」

 


ウタ「は?」

 


ルフィ「おれは別にシャンクスの道具でもいい…だけどな…おまえがシャンクスの道具なんて…おまえが赤髪海賊団に愛されてないって…それだけは言わせねえぞ!!!」

 


ウタ「…」

 


ルフィ「ウタ…会いに行こう。シャンクスに」

 


ウタ「!」

 


ルフィ「おれもシャンクスにこの帽子を返しに行くところなんだ。おれと一緒にシャンクスに会おう。会って理由を聞くんだ」

 


ウタ「あんなやつ信じられない」

 


ルフィ「じゃあおれを信じろ」

 


ウタ「え?」

 


ルフィ「おれはシャンクスを信じてる。シャンクスを信じてるおれを信じろ」

 


ウタ「なにそれ…結局はシャンクスを信じろってことじゃない…利用されただけだったらどうするの」

 


ルフィ「おれがシャンクスをぶっ飛ばす」

 


ウタ「!!」

 


ウタ「あんたが…シャンクスを…?」

 


ルフィ「そうだ」

 


ウタ「あんなに懐いてたじゃない…」

 


ルフィ「ああ。でもそんなことにはならない。絶対に。シャンクスはおまえを利用なんかしていない。絶対に…絶対にだ」

 


ウタ「はあ…。わかった…。じゃあ連れてって。…ただし責任は取りなさいよ」

 


ルフィ「ああ」

 

 

 

 

 

 


ご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

あとがき

 


オープニングよかったですね。

 


そして10月1日のウタちゃんの誕生祭…

 


もう…ね…🥺