ウタ「はぁ〜〜///」ポワポワ
私はウタ。
18歳の高校3年生。
ときどき歌の配信をしている。
私の歌を好きって言ってくれるファンの人は自分で言うのもなんだけど、結構多い。
ブュォォォォ…!
すごい風…
今の季節は秋。というより、もう冬かも。
外はもちろん、家の中も気温は低いけれど、私は全然寒くない。
むしろポカポカ…///
なんでって……………実は……///
ガチャ
シャンクス「ふわ〜ぁ…」
ウタ「シャンクス♡おはよう♡」
シャンクス「ん?おお、おはようウタ」
シャンクスが起きてきた。
相変わらず休日なのに仕事があるらしいけど、今日はそんなにバタバタしなくてもいいみたい。
ウタ「シャンクス♡朝ごはん作ってあるよ♡冷めないうちに早く顔洗ってきて♡」
シャンクス「お……おお……ありがとうございます……」
ウタ「うん♡」
洗面所
バシャバシャ…
シャンクス(な……なんだ……?どうしたウタのやつ……なんであんなに……)
シャンクス(昨日までいってらっしゃいのキスはもちろん、ルフィに提案されたハグもしてくれなかったのに……)
––––ふんふんふ〜ん♪
シャンクス(鼻歌が聞こえる……)
シャンクス(そうか!今まで反抗期だったんだ!それで俺にあんなにキツく…!)
シャンクス(なるほど……!大人になったんだなぁ……ウタ……!(泣))
リビング
シャンクス「ウタ」
ウタ「シャンクス♡さっ、食べて食べて♡」
シャンクス「ああ」
シャンクス(俺の娘はなんて可愛いんだ…!)
シャンクス(どれどれ……)
シャンクス(コーヒーにバナナ2本、納豆か…!)
シャンクス(しかも納豆の上にネギまで…!俺のために…朝早くから頑張って作ってくれたんだなぁ…!(泣))
パクパクパク
シャンクス(口の中ねちょねちょネバネバするが……)
シャンクス「うん。美味いぞウタ」
ウタ「ありがと〜♡シャンクス大好き♡」
シャンクス(うぅぅ…!泣きそうだ…!)
玄関
ウタ「お仕事頑張ってね♡」
シャンクス「ああ。ありがとうウタ」
ウタ「ふふふ♡」
シャンクス「いってらっしゃいのハグしてくれるか?」
ウタ「もちろん♡」
ギュッ
シャンクス(おおー!してくれた!(泣)こりゃキスもしてくれるな!)
シャンクス「ウタ!いってらっしゃいのキスも!」
ウタ「いや。それは無理」
会社
シャンクス「」チーン
ベックマン「社長。どうした」
シャンクス「イインダ……ハグハシテクレタカラ……ハンコウキハヌケタンダ……」ブツブツ
リビング
ウタ「はぁ〜〜///」ポワポワ
シャンクスがいってらっしゃいのハグもキスもせがんできた。
ハグはいいけど、たとえほっぺでもキスはいや!!
まったくなんで年頃の娘に……
あの親バカめ……
でもそんなこと気にならないぐらい今の私は幸せ…
なんたって私の昔からの想い人とお…///お付き合いすることになったんだから…!///
しかも私の誕生日に…///
まさかの両思いで本当に嬉しかった…!///
しかも最後にはキ…///キキキ……///
ウタ「キャーーー!!///」
ウタ「ング…!」バッ
お…思わず叫んじゃった……
近所迷惑になっちゃう……
あぶないあぶない。
なにかの事件と思われて警察呼ばれたら大事。
まあでもそうなったらあの親バカのせいにしておこう。
話がそれちゃったけど、今日来てくれる……
私の………///か………///彼氏……///!
ウタ「キャーーーー!!!///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨日…
チュッ…
ルフィ「…ウタ……」
ウタ「」
ルフィ「ウタ……?」
ウタ「」ボシュウ!///
ルフィ「ウタァ!?」
ウタ「ン……」パチ…
ルフィ「ウタ、起きたか」
あれ……気絶しちゃってた……?
ウタ「ル…………」
ウタ「ル!?」シュバッ!
ルフィ「うぉ…!」
ひ…!ひひひ…!膝枕…!?/////
ル…!///ルフィに膝枕されてた!!/////
ウタ「///」シュゥゥゥゥ…///
ルフィ「いきなりそんな動いて大丈夫か…?」
ウタ「だ…!///だだだ!大丈夫!!///私シャンクスの娘だし!!///」
ルフィ「おお…!すげえ説得力」
ウタ「えっと……あの……ルフィ…?///」
ルフィ「ん?」
ウタ「わ……///私たちの関係って…なに…?///」
ルフィ「……恋人……なんじゃねえか……?」
ウタ「!!///」
やっぱりあれ夢じゃないんだ…!///
ウタ「///」プシュゥゥゥゥ…///
嬉しい…!///嬉しいよぉ…!///
ウタ「///」ポワポワ…///
ルフィ「……」
ルフィ「ウタ」
ウタ「ひゃ!ひゃい!」
ルフィ「明日も来ていいか?」
ウタ「えっ!///」
ルフィ「せっかく付き合ったんだし、もっと一緒にいたいなって」
えええええ!?!?///
やばい!!///
ルフィからそんなこと言ってくれるなんて!!///
ウタ「はい!///よろしくお願いします!///」
ルフィ「なんで敬語?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウタ「ふぅーー…!ふぅーー…!」
深呼吸して心を落ち着かせないと……!
ほんとに近所迷惑になっちゃう……!!
ウタ「ふぅ……」
うん……落ち着いて……
ピンポーン
ウタ「ひゃあ!」ビクッ!
ウタ「…!」ドッキン///ドッキン///
き…!き!来たーーーーーー!!!
ウタ「」バッ!
ズドドドドドドド!!
ピタッ!
ドア開ける前に深呼吸して……
ウタ「すぅーーー…ふぅーーー…」
よし……!
ガチャ!
ルフィ「ウタ」
ウタ「いらっしゃい///ダーリn…げふんげふん!ルフィ///」
ルフィ「お…おお…。あがっていいか…?」
ウタ「もちろんです///」
スタスタ……
あぶない!
思わずルフィのことダーリン呼びしそうになっちゃった///
まだ気が早いわよウタ!///
ウタ「コホン…///ルフィ、お腹空いてるんじゃない?」
ルフィ「ああ。空いてる」
ウタ「ジャーーン!」
ルフィ「おお!飯!」
ウタ「どうせルフィお腹空かせてると思ってもう作っておいたんだ!」
ルフィのために、親バカの1週間分の食材を使ってテーブルいっぱいにご飯を作っておいた。
ルフィ「ありがとなウタ!」
ウタ「うん!か……///彼女として…当然のことです///」
ルフィ「ししし!」
ルフィ「ご馳走さん!」
ウタ「……」
ルフィと恋人になったんだし……す……///少しくらい……いちゃいちゃしたいよね…///
ルフィ「うまかった〜!」シシシ!
ウタ「ル…ルフィ///」ドキドキ///
ルフィ「ん?」
ウタ「手……手繋ぎたいの……///」ドキドキ///
ルフィ「え?」
やばい///また言っちゃった〜!///
ルフィ「手だけでいいのか?昨日キスしただろ?」
ウタ「いいの///」
キスなんてしちゃったらまた気絶してルフィに迷惑かけちゃうし…///
前にハグとかもしたけど、付き合ったいまだとハグでも気絶してしまいそうだから……///
ウタ「ルフィと手繋げるだけで私は幸せ///」
ルフィ「わかった。今からだな?」
ウタ「うん///お願いします///」
ルフィ「じゃあ繋ぐぞ……」スッ
ウタ「あっ…!ちょっと待って…」
ルフィ「?」
深呼吸しておかないと……
ウタ「スゥーー……フゥーー……」
よし……
ウタ「……いいよ、ルフィ」
ルフィ「おう」ギュッ
ウタ「!?!?!?!?」
こ…!///ここここ!!恋人繋ぎ!?!?//////
ルフィ「にしし…!ウタの手柔らかくてスベスベだな…」ニコッ…
ウタ「」プシュゥゥゥゥ…//////
ルフィ「ん?」
ウタ「」ボン!!!//////
ルフィ「ウタァ!?」
おわり