応援上映に行ったウタとルフィ。
しかし、ウタが欲しかった『ONE PIECEカードゲームアンコールパック』は配布が終了してしまっていたらしく、手に入らなかった。
ウタ「カードぉ…(泣)」
ルフィ「しょうがねえよウタ…あれ普通の上映でも手に入れられるみたいだから……前に2個貰えたしいいじゃねえか」
※前回27話『ルフィ「よし!」』
ウタ「うん…」
ルフィ「ほら!これはまた貰えたし!」スッ
ルフィは『ウタLIVEキラキラリングライト』を見せた。
ウタ「これ、もうけっこう持ってるよね」
ルフィ「ああ。最初の応援上映から貰えるからな。あの日も楽しかったな」
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※20話『ルフィ「いよいよだな…」』と21話『ルフィ・ウタ「再上映だ〜!」』の間のお話
映画館
ルフィとウタは券売機でチケットを買い、入場開始時間まで待っていた。
ウタ「私の誕生日のときの応援上映でどんなふうにするのかだいたいわかったからね!今日は楽しむよ〜!」
※27話『ルフィ「よし!」』
ルフィ「しししし!そうだな!」
ウタ「昨日言ったとおり、自分に合わせてハモるよ!」
※20話『ルフィ「いよいよだな…」』
ルフィ「ああ、楽しみだ!」
ウタ「ふふふふ!」
ピロロロロロン♪
アナウンス「お客様に入場開始のご案内をいたします。シアター1にて、ONE PIECE FILM RED応援上映、19時丁度の入場を開始いたします。チケットをお持ちのお客様は、シアター入り口までお越しくださいませ」
ウタ「!」
ルフィ「行こうか」
ウタ「うん!」
シアター入り口
スタッフ「チケット拝見します」
ウタ「お願いします」スッ
スタッフ「1番スクリーンです」スッ
ウタはスタッフにチケットを渡して確認してもらい、チケットと入場者プレゼントの『巻四十億一』と『ウタLIVEキラキラリングライト』を受け取った。
ウタ「うわぁ!やっぱり実物見るといいねぇ!私…!…じゃない……ウタとルフィの表紙…」
ルフィ「…」
スタッフ「?ごゆっくりどうぞ」
スタスタスタ…
ウタ「あぶないあぶない。バレるところだった♪」
ルフィ(いつかバレるな)
※ 2人は変装しています。
1番スクリーン
ウタ(シャンクス達は…来てないね…)
ルフィ「今日は1番前の席だな」
ウタ「うん。……この冊子のことは知ってたけど、これは…?」
ルフィは説明書を読む。
ルフィ「『ウタLIVEキラキラリングライト』…指につけるやつだな。んで光る」
ウタ「ん〜…と…カチッ…うわ!すごい鮮やか!きれ〜…」
ルフィ「ウタの歌の色全部光るんじゃねえかこれ。ありがたいな」カチカチ
ウタ「ルフィ、歌の色覚えられてないんだっけ?」
ルフィ「ああ。これは助か…バキ!…あ」
ウタ「…もしかして…」
ルフィ「ぶっ壊れた」
ウタ「私のあげる」スッ
ルフィ「ありがとな」
新時代のシーン
〔サンジ「クソ剣士もう一度言ってみろ!てめぇをジューシーに焼きあげてやるぞ!」〕
〔ゾロ「やってみろグルグルマーク」〕
ルフィ(『新時代』は…ピンク)カチカチ
〔ウタ「新時代はこの未来だ 世界中全部変えてしまえば 変えてしまえば…」〕
ルフィはスクリーンの歌に合わせてペンライトを振り、さらに席に座っていてできる範囲で踊りもつけた。
〔ウタ「新時代だ♪」〕
劇場にいる人・ルフィ「「「ワァァァァァァァ!!」」」パチパチパチ‼︎
ウタ「すごいねルフィ。完璧じゃん」ヒソヒソ
ルフィ「しししし。いつも近くで見てるからな」ヒソヒソ
〔ウタ「みんな!やっと会えたね!ウタだよ!」〕
劇場にいる人・ルフィ「「「「ウタ〜〜〜!!!・可愛い〜〜!!!・うおおおおお〜!!!」」」」
ウタ(嬉しいなぁ…!)
麦わらの一味とクラゲ海賊団の戦闘シーン
〔ルフィ「ゴムゴムのォ〜JET銃乱打 ジェットガトリング!」ドガガガガ‼︎〕
劇場にいる人・ウタ「「「ルフィ〜!!」」」
ウタ(ルフィ人気!みんなペンライト赤にしてる!)
私は最強のシーン
〔エボシ「へへっ。おれ達ゃ海賊だ。歌なんかより大事なもんがあんだよ」〕
ルフィ(次は……えっと…)カチカチ
ウタ「ルフィ。オレンジだよ」ヒソヒソ
ルフィ「あぁ。そうだ……よし!」カチカチ
〔ウタ「みんなー!悪い海賊は、楽しい歌になってもらったよ!これで平和になったから安心してね!」〕
劇場にいる人・ルフィ「「「ありがと〜〜!!・イェーーイ!!・いいぞウタ!」」」パチパチパチ‼︎
過去回想の風のゆくえのシーン
〔ウタ「そう!私は赤髪海賊団の音楽家ウタ!み〜んなが自由になれる新時代を歌で作る女よ!」〕
ウタ(よし…!ハモろうかな…!)
〔シャンクス「さあ!うちの音楽家のステージだ!」〕
〔〜♪〕
〔ウタ「この風は〜」〕
ウタ「この風は〜」
ルフィ「!」
〔ウタ「どこからきたのと〜♪」〕
ウタ「どこからきたのと〜♪」
〔ウタ「問いかけても空は何も〜言わない〜♪」〕
ウタ「問いかけても空は何も〜言わない〜♪」
ルフィ「…」スッ
ルフィは目を閉じ、歌に集中する。
〔ウタ「この歌は〜♪どこへ辿り着くの♪」〕
ウタ「この歌は〜♪どこへ辿り着くの♪」〕
〔ウタ「見つけたいよ自分だけの答えを♪」〕
ウタ「見つけたいよ自分だけの答えを♪」
〔ウタ「まだ知らない海の果てへと漕ぎ出そう〜♪」〕
ウタ「まだ知らない海の果てへと漕ぎ出そう〜♪」〕
〔ウタ「ただひとつの——
ウタ「ただひとつの…」
ウタ(う〜ん…!自分にハモるの新鮮〜!これも楽しいね!)
ルフィ「…」
ルフィはスピーカーからも隣からも聞こえる歌声に心を打たれていた。
ルフィ(最高だ…)
最終決戦のシーン
〔ウソップ「ルフィーーー!!」〕
〔ルフィ「よし!!野朗共ォォ!気合い入れろォォー!!〕
ルフィ・劇場にいる人「「「「「おう!!!!!」」」」」
〔シャンクス「よし!野郎共!気合い入れろォ!!」〕
ルフィ・劇場にいる人「「「「「おおーーー!!!!!」」」」」
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ルフィ「ウタもそうだけど、周りの奴らもどんどん声出すようになってきたからな」
ウタ「うん。みんな一体になってる感じがして楽しい!」
ルフィ「応援できるのあと数回だからな。全力で楽しむぞ!」
ウタ「うん!」
TO BE CONTINUED